障害の程度による可否の問題はありますが、チャレンジドの社会参加の一つの理想は「働く」。この認識に基づき、総論をお伝えしたのが第1回。
課題共有のために行った意見交換の際に出た「チャレンジド自身の意欲」と言う課題を深掘りするために、私を事例にチャレンジドの自営業という選択を紹介したのが第2回、第3回の今回は、約20年に渡り、福祉分野一筋で働かれてきた赤松依里さんをゲストに迎えました。
相談支援専門員というキャリアがあり、その中で数百人のチャレンジドと関わってきた実績があります。前回第2回での私の自営業という事例は、より重度の障害がある方に関わる仕事の性質上、赤松さんでも「そういう方はいなかった」とのこと。よって今回は、より広く障害者の社会参加を考えるためどのように 障害者が社会参加していくために障害福祉サービスを利用するかについて、 島本が1人暮らしをして就職を目指すという設定で相談のロールプレイングを通して当事者にならなければ知ることのできない現場の様子を見て頂きました。
また、今回はテーマが少し専門的だったためか参加者が少なくなったことに対応し、赤松さんが障害者の支援における核だと考える当事者本人の自己決定にスポットを当てて、参加者を交えて意見交換しました。人数が少なく、参加者の発言機会が増えたので満足度は高くなったようでした。参加者のアンケートを以下に掲載します。
福祉の世界と健常者の世界で問題点はあまり変わりないと感じられた
「目標設定と発信と寛容」がキー