人口の統計が確実でこれから超高齢社会になる。現段階で4人に一人というレベルを軽く超えています。
その中で、高齢になると病気になる、障害を持つかもしれないということでバリアを感じやすくなります。
そうなっても自分が住み慣れた地域で暮らしたいという思いは当然私にもありますし、高齢者にもあると思います。
そういった中で少しでも暮らしやすくすることが求められます。それを具体的に実現するのがバリアフリー。
それはもちろんエレベーターやスロープを設置することでもある。ただ、それは私たちがお金を出していきなり勝手にやることはできません。(そこで)個人個人で「できることをやっていこう」ということで“心のバリアフリー”の話をしました。
具体的な出発点としては「知ろうとすること」。知れば対処の仕方が分かるので、そこで積極的に臆せずにサポートして頂けると我々の側としてはありがたいです。(障害について)知れば皆さんが仕事をしていく上でかなり高い対応力を持ったプロになれると思います。
教育職として働かれる中でもこのような意識を持って(いただき)、このような活動をしている者として皆さんに最後に呼びかけさせてもらいます。一緒に暮らしやすい世の中を創って頂きたいと思います。(資料にあるように保育園での死亡事故事案で保育士の責任が追及され)、裁判になるケースもあるということで、いま言ったように知っていればできることは当然増えます。で、「これをして下さい、あれをして下さい」というのがいくつもあると、何もできなくなるので(一つだけ)やって頂きたいのは、「とにかく情報に敏感でいる」といいうことだけ。
具体的に2つお願いすると、講義で紹介した多機能トイレや駅でエレベーターの位置が分かるアプリと聴覚障害者とのコミュニケーションを支援するアプリを積極活用して欲しいのと、お役に立ている情報を発信しているので、ホームページから私のメールマガジンに登録頂ければと思います。(後略)

挑戦するチャンスを与えられ、キチンとその宿命に従ってチャレンジして、 人のためにも動き、自分の成長のために行動できるところが素敵で良いなと思った。

「チャレンジド」という呼称。22歳で脳出血を発症したということは、私もチャレンジドになる可能性もあると感じて、”障がいのある者”でなく”挑戦するチャンスを与えられた人”として、こうして人のためにと話をする決意をした島本さんがすごい強さだなと思った。
全体を通して、つつみ隠さず、話をできる強さや話のくみたてかた、説明のしかた等、挑戦するチャンスを与えられ、きちんとその宿命に従ってチャレンジして、人のためにも動き、また自分の成長のために行動できるところが素敵で良いなと思った。

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