兵庫県行政書士会阪神支部主催の行政書士記念日市民講座で講演するチャンスを頂きました。
79名の参加者に加え、手話通訳と要約筆記のスタッフの方7名にもご協力いただきました。
このように聴覚障害の方にも情報が行き届くようにする情報保障が付くのは聴覚障害の当事者団体が主催でないこの種の講演ではまだまだ異例のことです。
生まれた時から音のない世界にいる聾唖者(ろうあしゃ)は、手話を母語として育つことが多いです。彼ら彼女らにとって、日本語は健康な人にとっての外国語と同じ。
だから、手話は必要。他方で中途失聴の場合は日本語を使ってきています。難聴者なども含めると手話を使えない人は 8割以上いらっしゃるそうです。よって、要約筆記の文字情報も必要であると私は聴覚障害者の友人から教えてもらった 情報保障の意義を講演内容に盛り込みました。


イメージ

また、バリアフリーチャレンジ!の活動をするに至った経緯をお伝えし、「誰もが暮らしやすい社会をつくるために共にできること」を具体的に提案しました。

そして行政書士記念日の講座ということで行政書士になって初めて報酬を得られたことで誇りを取り戻せたこと、チャレンジドの行政書士として存在感を示すことで、障害があってもできる仕事であるというモデルになり、障害者が行政書士を目指すようにすることがこの仕事への恩返しであり、将来的な夢であるという話をさせて頂きました。また、自分がモデルになって、チャレンジドの起業支援のような新たな分野を開拓できないかと思っています。
今回は市民講座ということで主催者の行政書士会はアンケートをとっていますが、私独自のアンケート結果はございません。ただ、来て頂いた6名の知人に頂いた評価では細かい話し方などについての意見はありましたが、内容についてはほとんどが好意的な評価をして頂けました。
リーフレットと兵庫県行政書士会発行の月刊誌『行政ひょうご』2015年4月号に 掲載された講座のレポートをPDFでご覧いただけます。
リーフレットをPDFでご覧いただけます。見れない方はこちらから「Adobe Reader」をダウンロードしてインストールしてください。(Adobe Readerは無料です)>