事実の解釈は自由 解釈次第で可能性がひろがる

 

私はバリアフリーを推進する活動をしています。このブログもその一環。

しかし、ハード、ソフト両面で外部環境のバリアフリーが進んでも、チャレンジド自身がそれを生かしていく、

という意識を持たなければ「仏作って魂入れず」です。

そもそもバリアフリーの必要性を突き詰めると、
障害に伴う制約があっても、

「最大限社会参加の機会が保障されるように」ということになるかと思います。

そこで問題となるのが、チャレンジド側の心構えです。

 

結論から言うと、障害特性は個人に応じて多様で一概には言えませんが、

制約があっても積極性を高め、自分だけでできないことはそれを補う支援を活用することです。

とはいえ、これは簡単な話ではありません。

今でこそ私は自己紹介にチャレンジドという言葉を使っていますが、
そう思えるまでには、10年弱の時間を要しました。

家庭復帰後に初めてこの言葉を知った時は強い衝撃を受けました。

こうありたいと頭の中で試行錯誤してきたものが、この言葉で一気に
形になった感じでした。

私の闘病記「チャレンジドとして生きる!」に詳しく書いていますが、
「無駄なことは考えない」という私の性格から立ち直りは早かったです。

※お読みでない方でご興味がおあれば、お手数ですが、こちらの→闘病記請求ページからダウンロードしてご覧下さると幸いです。

 

それでも、「リハビリをすれば元の身体能力を取り戻せる」という思いと決別して、身体障害をキチンと受容し、

「できることを増やしていく」という切り替えができるまでにはかなりの時間が必要でした。

障害が遺ると、一生リハビリは必要ですが、できることを増やすと意識すれば、
リハビリの位置付けが明確になります。

そう、リハビリだけをして一生を終えるわけにはいかないからです。

ですので、自分自身の限界を冷静に見極めて、その中で最大限積極的に動くことが必要です。

 

この段階の生活を充実したものにできるかどうかは、自分はどう生きていきたいのか、という ビジョンがあるか、

それをサポートしてくれる人が身近にいるかに左右されます。

 

私はその点周りの人に恵まれましたが、これもチャレンジド本人の心構えひとつで、環境を自分で作れると
思っています。

私が立ち上げた「バリアフリーチャレンジ!」ではそのような心構えが持てるようにチャレンジドを積極的に応援する活動を今後もしていきます。

さて、社会参加するには、自分の制約に応じて主体的に情報を活用する事が大切です。

このブログの「外出」カテゴリーの記事もご活用ください。

チャレンジドの意識として大切なのは、「障害があってもできること」にフォーカスして、
周りのサポートを受けられるような人として生きていくこと
バリアフリーを生かせる意識を持ったチャレンジドが増えるような
活動をするために、私自身恥ずかしくない生き方をしていきます。

意識の高い人が増えることでバリアフリーが生きてくる
世の中になります。

障害者は社会では少数派。

しかし、今後高齢者が激増するので、

バリアフリーは、進んでいくはずです。

私自身の経験を基にして記事を書いているので、
肢体不自由以外の障害についての情報が
現状少ないです。

他の種類の障害者にインタビューした記事を

随時まとめていくのでお待ちください。

 

車椅子で外出するとまだまだ良くも悪くも目立ちます。
そのため、配慮して頂けるケースは多いです。

「目立つ」と言う事実は一つですが、その事実をどう解釈するかは自由です。私は特徴として活用すればいいと考えています。

投稿者プロフィール

島本 昌浩
島本 昌浩
バリアフリーチャレンジ!代表
challenged-view編集長