2022年10月19日@facebookLIVE

略歴

宝塚生まれ、宝塚育ち(島本も同様)、
故郷の宝塚市役所で22年勤務
市役所在職中に商工会議所の交流会で島本はご縁を頂きました。
街に出て行っていろんな方と交流しながら活動していくのがお好きな方です。
橋本さんと島本の二人が中心となって人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」の宝塚公演を
共に企画したことで二人の関係が深くなった。

いろんな経緯があり、22年働いた市役所を2021年3月に退職
政治活動の道に入られました。5月に選挙があり、残念ながら次点で落選、今は浪人中
衆議院議員の桜井シュウさんの秘書という肩書で活動されています。
今春の選挙に再チャレンジされます。

私が朝、電車を利用する際、
駅でお姿をお見かけするので、
そのことから転身の話へ。

島本:あれって「辻立ち」と言うんでしたっけ?

橋本:そうですね。「辻立ち」、「駅立ち」、「朝立ち」
「夕立ち」とか言ったりしますね。

島本:夕方も立ってるんですか?

橋本:立つときもあります。
全然違うんですよね。
人の心は時間帯とか動き方によってずいぶん変わるんで、
リアクションも大きく変わりますね。
通ってる人ももちろん違いますしね。

島本:市職員として22年勤められて、私が出会った頃は、
係長をされていたと思うんですけど、そういうポジションで
ある種の安定を投げうって政治活動に入られて
びっくりしました。
昔から政治に関心があったとは聞いていますが、
そもそもいつごろからこの道を行こう
と決めていらっしゃったんでしょうか?

橋本:結構古くて、市役所に入ったことも政治の道を目指すステップというか、
そういう言い方をしたら変な気もするんですけど、
学生時代に勉強してたのが政治学の中で行政学という分野でした。
行政の仕組みを政治学的にというか。合理的に説明をしていく、
そんな学問体系なんですけれど、
行政って自分の中でもピンときてなかったんですよね。

学生でそんな接点ないんで。
行政ってどんなもんなんだろう。
政治の結果であるというか、
政治のプロセスのひとつである行政っていうものの一番最先端、
フロンティアだと思うんですよね。
市民生活の普段の暮らしと霞が関でやってる行政は
全然普段の暮らしと関係がない、関係はあるんですけど
すごく遠いじゃないですか。

現実的な課題は、
市民のみなさんの暮らしの中にあるので、
市役所という行政の最前線に行けば、
何かいろんなものが感じられるんじゃないかなと。

予想としてはギャップがあるんじゃないかなと思ったんですよね。
行政のシステムが想定してる家族像であったり、
いろいろあるじゃないですか、人生観だったり。
ステレオタイプっていうのかな?
典型っていうのはこんなもんだよ
っていうのがきっとあると思うんですよね。
そういうものと大きなギャップが生まれてると思うんですけど、
なかなかギャップを埋め切れてないんじゃないかなと思っています。

学生時代にそこまで明確に持ってたかどうかっていうとね、
そんなわけではないんですけど、
とにかく現場に出れば何か分かるかな
と思って市役所に入りました。

というのと、学生時代に政治の現場に
ちょっとワンタッチしてみたんですけど、
やっぱりシビアだったので、
その当時の自分には手に負えないな
という肌感覚もあって、いきなり政治の道ではなくて
行政の道に行くという決断をしました。

割と若い頃から選挙があるたびに今回出てみようかなどうしようかな
と葛藤があったんですけど、踏ん切りがつかずというか
状況が許さずというか、
今回お誘い頂いて選挙に挑戦するという形で退職をしました。

ターニングポイント~ご縁に後押しされて~

島本:もともと気持ちが強くあった中で
そういう声がかかったというご縁とタイミングがあってということですか?

橋本:縁のものって大きいですね。
例えば、先日投開票があったお隣の川西市の市長選挙、
現職の越田謙治郎さんが2期目に挑んで再選されたんですけど、
越田さんとも相当古く20年以上、25年近いかもしれない、
付き合いがあって、彼の1期目の市会議員選挙に
公務員なのに応援に行って「まっ、隣の町だからいっか!」
と選挙カーに乗せてもらったり、懐かしい記憶があるんですけど、
その彼から紹介されたのが今所属している
衆議院議員の桜井シュウさんの事務所です。

シュウさんを紹介してもらったのも越田さん
越田さんとの縁はもともと今、立憲民主党の代表をしている
泉健太さんで、彼とは学生時代から友達づきあいさせてもらってたんで、
そういう人脈とか信頼関係とかその人が紹介してくれるんだったら
会ってみようかなとかそういうご縁はすごく大事だと思いますね。

島本:22年勤めたキャリアを断ってっていうのは、
「ちょっと1回チャレンジしてみます。」ではないですよね?

橋本:ははは、帰れないからね。
資格試験とは違いますよね、
そういう意味では人生かけてますよね。
感覚的には公務員では…ちょっと微妙だな。
所属している組織がなくなったので公務員ではなくなりましたね。
一番大きな違いはお立場トークをしないでよくなった
ことなんですよ。当然、立憲民主党所属という、
桜井シュウの秘書という肩書があるので
全く縛りがないわけではないんですけれども、
思ったことをかなり自分なりの言葉で発言する。
むしろ「あなた何がやりたいんですか?」を
自分の言葉でしゃべらねばならぬというのがありますよね。
大きな転換ですよね。

島本:ぼくらからしたらそこ以外は興味ないですね。

橋本:そうです、そうです。
だれだれさんが何かをやっています
というのは評論家がいうことであって。

「構図」という現実

島本:政治の道を行くのは、
政治家になるって話ですよね。
国政に行くのか地方政治に行くのか、
地方でも都道府県、市町村、首長、議員と
いろんな道があります。
その中で橋本さんは県会議員を目指されていますが、
なぜすか?

橋本:一回目に関しては外向きには、
「自分がどうしても県を変えたい」
という言い方をするんですけど、
実際にはどちらかというと受動的ですね。
状況があって、ポストを争う選挙が行われる。
それとタイミングが合ったという事なんで。

政治用語で「構図」っていうんですけど。
同じようなゾーンに立憲民主党の県会議員さんがいるのに
「そこに挑戦します」というのはあり得ないですよね。
そこに可能性というか空きがあるという状況が非常に大事で、
絶対立憲民主党に所属しなければならないわけではもちろんないんですけど、
自分の考え方にかなり近い部分もありますし、
野党第一党というのは議会制民主主義にとっては
とても大事なポジションだと思います。
立憲民主党、ないし中道左派と言われているゾーンの中に
ポストの空きがある。
挑戦してみないかとお誘いいただいて
「はい」か「いいえ」かを選べるということですので。

島本:かなり正直な答えが返ってきたので個人的にはうれしいです。

政治は「わたしたち」のもの

橋本:ぶちゃけ言って、県政について僕が言える意見というのはそんなにないんですよね。
行政としては、例えば警察とか市役所では絶対にタッチできない領域もありますし、
産業政策なんかは県のほうが当然大きいパイでやってますしね。
医療政策なんかも宝塚市は病院の経営をどうしようかというレベルなんですけども、
県政の中での医療計画というのは実際に皆さんが受けていただくための医療資源を
どう配置するかという議論なので、病院一個の事ではなくて全体の中での計画を立てていく
っていう事ですからずいぶん違いますよね。
経験がないので具体性を持ってどこが課題だからどうします
と言うのは正直言ってかなり厳しいですよ。
もちろんかっこつけていうことはできるんでしょうけど、
自分の言葉じゃない事を聞きたいか?と思うし、
自分も言いたくないんです
よね。

島本:ちょっとそういうところをあえて言おうとすると
言葉が躍る感じになりますか?

橋本:そうそうそう、それはおっしゃる通りだと思いますね。
多分、一般的に政治家の言葉が信頼されないとしたら、
その人が本音で話してるかを敏感に感じ取るからだと思うんですよね。
言ってることがなるほど納得、そうだね
って思ってくれたら信頼されるけれども、
当然中身のある話ですから「なにゆってんねん」
という人もいるわけで、大前提として、
この人本気で言ってるんだなっていうのは必要だと思うんですよね。
いわゆる無党派無関心層っていうゾーンが一番最大の派閥ですから。
 自民支持者も公明、維新も、そして立憲支持者も、
そんなにたくさんいるわけじゃないんですよね。
過半数とってるのは無党派層ですから。
その方々に特に響く言葉っていうのは
ほんとに本音でしゃべってるかどうか?
リアリティがあるかどうか?なんじゃないかなと僕は思っています。

「辻立ち」の魅力

島本:そのへん一回選挙を経験されて
いろんな場所でさっきの辻立ちなりして
通っていく人に話しかけるわけじゃないですか。

橋本:これはね~面白いんですよ。
めちゃくちゃ面白いんですよ。ん~面白い。
やっぱり人の心ってほんとに小さなニュアンスというか表情というか
アクションというか声のニュアンスとかものすごく影響してるんですよね。
立つ位置とかでもあるしね。「じゃまやー!」っていう人と、
「しょうがねーなー」って感じの人と。ありますよ。
固定的なものじゃないんですよね。

人間は感情を持ってるので。アンテナを張っているわけですよ。
歩いてるだけでもリズムがあったり、目的があったりするじゃないですか。
立ち止まってる人に話すことが今のところ少ないので、
その人のリズムに合わせてっていうんですかね。
ゆっくり歩いてるおばあちゃんには目線を落として
ゆっくりトーンを落としてわかりやすく話をしてみるし、
急いでいる人には端的に1秒で何を言うか、
名前とキャッチコピーを連呼する
みたいな感じになっちゃうんですけど、
それでも朝なんか政治の話、
みなさん基本的に聞きたくないので。

島本:基本急いでますしね。

橋本:ねー。うっとおしいっすよね。
基本的には「いってらっしゃい」ですよね。ほんとに。
今日も元気にいってらっしゃい、
これが一番大事だと思うんですよ。

島本:「お気を付けて~」みたいな感じですよね。

橋本:雨降ってるときは「足元すべりやすいですよ」とかね。
「傘忘れないで気を付けていってらっしゃい」
みたいな感じとか。
寒くなってきたら「寒くなってきましたね、今日も頑張っていってらっしゃ~い」

島本:言われる、言われる。

橋本:それが全く意味がないかというと、
無縁社会のなかで他人と話を交わすっていうチャンス、
コミュニケーションの場だと思ってるんですよね。
ちょっとしたステージっていうんですかね。
小さな場ですけど、そこでみんな登場人物になるんですよ、実は。
歩いてる人は勝手に登場人物にせんとってくれって思ってると思うんですけど(笑)。

島本:(笑)

橋本:政治はそういうもんですからね。
みなさん主人公ですからほんとは。じゃない?

島本:そこで会話になったりとかってあります?

橋本:ありますよ。
もともと知ってる人はもちろん声をかけてくれることも多いですし、
それはすごい励みになるんですけど。
それ以外にも例えば子どもさんを送っていくお母さんと
「何年生なんですか~?」とか。
子どもちゃんも、もじもじしながら話かけてくれたりとか、
チラシを配っていたらチラシに興味を持って受け取りたくなる子どもちゃん
っていうのがいるんですよ。チラシを渡しちゃったりすると
「もーすいません」とか言って、「いやいや全然いいんですよ」
とかそんな会話とかね。いろいろありますほんとに。
ご相談今度したいんですけどっていう人もまれにいますしね。
僕の中では政治っていうのは本来みんなが主人公で
みんなが自分事だって思ってるんですよ。

「われわれ」というのが大事だと思ってるんですよ。「わたしたち」
「わたしだけ」では政治は存在しないんですけど、
ほとんど哲学の世界になっちゃうんですけど。
「わたしたち」なわけですよね。
意見の違う世代も感覚も違う。
みんな違うものが一緒に生きているから政治
っていうものが存在、物事を決めるだとかルールを決めるだとか、
共通の関心事について処理をしていくだとか、
そう何か処理せねばならぬことが生じてくるわけじゃないですか。
誰一人そこと関係ない人いないですからね。
選挙に行かないというポリシーの宗教団体もあるみたいですけどね。
政治は俗の事だから、関わらないっていうことみたいですけど、
そういうところであったとしても良きにつけ、悪しきにつけ
実際には政治の影響を受けて生活をされていると思うんでね。
政治的選挙に行かないという主張もある種の政治的主張かもしれません。
そういう意味では政治という言葉の示す領域はものすごく広いと思うんですよ。

一般的にみなさんが政治、政治家って言った時にイメージする政治の領域より
ずいぶん広いと思っていて、そのことを駅立ちとかご挨拶とか
メッセージの中に込めてるんですよね。

 

個人事業主的活動から政治につなぐ

橋本:僕のやってることって例えばイベントの立て方も政治っぽくないと思うんですよ。
実際、仕組みとしては政治活動ではなくてある種の個人事業としてやってたりするんですけど、
例えばYouTubeの新しいチャンネルで「100人チャレンジャーin宝塚*」という、
*橋本さんが運営されているYouTubeチャンネル 島本もゲスト出演したのですが、
その出演オファーをこの対談内で受けたので後継します。

あれは実行委員会という肩書にしてるんですけど、
基本的には個人事業なんですね。

島本:月1で青空集会もやってるんでしたっけ。

橋本:そうです。青空集会は政治集会ですね。
あれは党としてやってることですね。

島本:それは一般の人が集まってきて意見を聞くよってことですか?

橋本:今のところは辻立ちの延長ですよ。
ちょっと音響を整えて時間を長めにスピーチしたり、
ディスカッションしたりがあるんですけど、
通りがかりの人とか立ち止まってる人とか予定してきてくれた人もいますけど、
ちょっと意見聞いて、誰もいなかったらさくらの質問で対話形式を生み出す
というんですかね、そんな感じです。
もうちょっと工夫がいるんですよね。

イベントの立て方っていうのも業としてやる政治にとっては
とても大事なテーマになりますよね。
僕は業としてやってる政治以外の領域にすごく興味があるし、
大事だと思っているんです。
今大きく2つあるんですけどもYouTubeチャンネルは、
要は政治家が政治家的な発言をするのではなくて、
普段生活している中でいろんな挑戦をしている、
この街に住んでいる挑戦者っていうかね、
勝手に挑戦者って呼んでるんですけど、
いろんな事業をやったりとか、
辛い状況の中でも明るく前向きに生きてる人は
結構いるわけですからそういう人たちにインタビューをして
紹介することがこの街のいろんな姿をみんなで共有していく
というプロセス、極端に言えば、共有財産というのかな
メディアと言ってもいいのかもしれないですね。
YouTubeチャンネルっていうぐらいですから、
新しいメディアを立ちあげてるみたいなイメージなんですよね。

そのことは政治活動ではないですけど、
政治的意味は結構大きいと思っているんですよ。
そこで新しい出会いも生まれてきますし、
そもそも宝塚市ってすごくいろんな文化的背景があって
街の成り立ちが複雑というか多様なんですよね。すごく!
これが宝塚ですよって皆さんなんか大劇場があって、
花の道があったりが宝塚ですよ、
宝塚らしいですよねって僕も言ったりしますけど
あの世界で暮らしてる人口は1割もいないですからね。

島本:そうですね。

橋本:普通に住宅地で歌劇なんて1回も見たことないわ
っていうおっさんもいっぱい住んでるわけで。

島本:僕です。

橋本:そうでしょ(笑)

島本:申し訳ない。

橋本:そうでしょ(笑)
そんなもんなんじゃないですか。
まして宝塚大劇場がある宝塚駅のお隣の駅は
「清荒神」で門前町ですから、全然違うじゃないですか、
成り立ちっていうか。
下町もあればかなりハイソサイエティの文化、
ハイカルチャーの世界に住んでおられる方もいらっしゃいますし、
右から左まで、
高いところか低いところまでっていうんですかね、
ほんとにバラエティに富んでますよね。
世代も違うし、使っている通信手段というか
メディアも違うんでいろんな意味で
意思疎通の仕方が難しいですよね。

どんな価値観でやっているのか
分かりにくくなってるんじゃないかな
って思うんですよ。
そんな中でね「100人チャレンジャー」
みたいな形であちこちでいろんな活動している人がいるんでね、
それで100人ですからね。
23万人都市の100人、
ごくごく雨粒みたいなもんですけど。

島本:今、何人目くらいまできてます?

橋本:19人目かな?
*その後順調に更新され2023年2月5日現在40人目まで公開済

島本:拝見してると事業主の方が多いかなって。

橋本:どうしてもそうなっちゃいますね。
そうですね。島本さん出ます?

島本:ここでオファー?(笑)

橋本:バリアフリーチャレンジですからね。
まさにチャレンジャーじゃないですか?(笑)

島本:バリアフリーチャレンジャーです(笑)


橋本:そうそう(笑)
今回は橋本をゲストにしていただいて
私が話をしてるていう、最近インタビューしてばっかりだったのに、
自分の話するの久しぶりで楽しくお話させていただいてるんですけど、
島本さんをご紹介するっていうのもいいかなって思うんですけど。

島本:あと僕が気になってるのは、
橋本さんが市内の飲食店をかなり巡られて
そこで発信されてるじゃないですか。
市内の飲食店を応援するというのもあると思うんですけど、
そこで頑張ってる人がいますよっていうので
Youtubeと同じような主旨なんですか。

橋本:もう端的にいうと、
インスタグラムっていうメディアは食レポが伸びるんですよね。

島本:見てもらいやすいと。

橋本:映える写真っていうのがあるわけですよ。
写真中心のメディアなんでちょっと美味しいものとか
ちょっと変わった普段知らないよね~みたいなところの
わかりやすい画っていうのがインスタグラムはお好みみたいで、
真面目な事書いても全然見てくれないですけど、
食レポなら見てくれてる人がいきなり1,000超えたりするわけですよ。
プラス飲食店って食、人生の基本ですから。
おうちでいつも食べてますよっていう人も多いでしょうけど、
全く外食をしないって人も逆に少ないかもしれない。
飲食店のネタっていうのはなんとなくみなさん気になってるし。
なんか開かれてるじゃないですか。
飲食店って間口が広い気がするんですよね。
誰でもご飯は食べるので、おいしいものとか
ちょっと変わったお店とか見てると楽しいかな~
というのもあって、それがいろんな地域にあって、
こんなとこもあるんだ~って島本さん言ってくれたみたいに、
犬のマーキングみたいなもんすかね(笑)
うろうろしてますよ。

島本:活動っていうと良いけど、
また飯食ってるなって。

橋本:1日3回食いますからね、飯。
気をつけんとそればっかりになっちゃう
っていう恐れがありますよね。

島本:そうやってお店に行くことで
店をやられてる方も市民ですから会って話を伺って、
そこで対話が生まれるというのはありますよね。

橋本:めっちゃ大事ですよ。
だからやっぱりそういうお店にいくわけですよ。
きれいなお姉さんがいてもですね。
チェーン店、スターバックスでは政治的な話は一切できないので、
行ってもあんまりおもしろくないんですよね。
やっぱり古い個人でやってるお店の方が紹介のしがいもあるし、
お話もいろいろ聞かせていただけるし、
その人のお仲間というか常連のお客さんからしたら、
「あぁ橋本きてるんだ」って希望的観測ですけど、
そういうふうにね見てくださるかもしれないし、
親しみを感じてもらう、バリアを低くする、
身近に感じてもらうっていうのは大事かなって思うんですよね。

ある意味では政治活動しながら自分自身がメディアになっていく
というか政治と市民の暮らしの、そんな風に考えてますね。

島本:橋本さんのキャッチフレーズの「橋に成る」ですね。

橋本:橋になるよりもメディアになる
の方がいいのかなって。
橋になるは比喩表現じゃないですか。

島本:その橋がメディアなんであるという解釈で。

橋本:面白いこと言ってくれた人がいて、若い方なんですけど、
こないだ100人チャレンジャーに出てくださった方が、
「橋本さんね、橋になるだけだったら、それは橋本さんの権力になってしまうんですよ」
って。「僕は泳ぎ方を教えて欲しいんですよね。」って。
おほほほほ~なるほどみたいな。
「自分でいけるように泳ぎ方を教えてもらった方がいいんですけど。」って。
すごいな~って。
比喩の意味の解釈をしたうえで、
批判的に建設的意見を頂いちゃって、
なるほどな~って思った事があるんですよね。
確かにそうだわと思って、
今度政治の海の泳ぎ方を教えてみようかなって思うんですけど。(笑)

島本:政治の海(笑)

橋本:そうそう、市民と政治の間の海を泳いでほしいですよね、彼には。
なかなかセンスいいですよね。
結構僕自身が楽しんでんですよね。
僕自身がいろんな方とお話をしながら自分の発信だけじゃなくて
それを受けてのほんとした対話っていうのが
生まれてきてるんじゃないかな~とかね。
もっとその対話の場とか厚みを豊かにしていきたいなと思います。

なぜ、県なのか

島本:先ほど伺った「構図」の話なのかもしれませんが、
橋本さんの動きを見てるとすごく宝塚に密着しているので、
県じゃなくて何で市じゃないのかな
っていう素朴な疑問があるんですけど。

橋本:ちょっとひねった答えをすると、
宝塚の街を良くしよう、
宝塚にこだわりがあるのはその通りなんですね。
自分の街、兵庫県という単位で
兵庫県を良くするっていうのは、
僕の中ではリアリティがないんですよ。
豊岡とか姫路とか淡路島、
南淡路とかはっきり言って外国ですよ。
文化が全然違いますよ。

島本:兵庫県は日本海から、太平洋まで…

橋本:やっぱり兵庫県は5つの国でできてるんですよ。
よく兵庫県関係の人は五国っていいますけどね。
ほんとそのとおりで、なんでこんな大きい県作っちゃったの
っていう感じで、全然生活のリアリティがないんですよ。
県っていうのはそういうものなのかもしれないですけど、
そこに対して僕自身がなんかこうしていきたい
っていうのはなかなか難しいですよね。
でも政治っていうのは階層性があるんでね。
県の役割っていうのは当然あって、
それと同時に宝塚以外の街の取り組みとか
そちらでどんな活動しているのかすごく勉強になるし、
参考になるんですよね。
公務員だから宝塚の事は正直よく知ってると思ってたんですよ。

全然知らんかったなって人とか出てきてるんですけど、
そもそも昼間はほとんどの場合役所の中にいるじゃないですか。
若い頃は徴収とかで外回りもしてたんですけど、
普段のお昼間の街の様子とか全然知らないんですよ。
こんな人いるんだって最初の頃思いました。
車流れてるな~とか。
みんなこれで仕事してるんだ~って。
こんな感じで買い物いってるんだとかね。
おじいちゃん喫茶店でこんだけだべってんだ~とかね。(笑)
そういうのをほんと知らなかったですよね。
ほんとの暮らしのリアリティみたいなのをね。
そこと仮に役所の中では違う、
宝塚の市の事を良く知ってるだけでは
宝塚の街を良くしていくことはできないと思ってるんですよ。
タコつぼっていうか井の中の蛙というか。
やっぱりよそとの比較であったり、
県が持っているお金なり資源なり権限なりリソースというのがあるじゃないですか、
知恵もあるしね。やっぱりそういうものをどうやって宝塚の街に適用していくか、
場合によっては協力してもらう事とか、
レンジを広げたいというのはありますよね。

島本:それがキャッチコピーの前半の一節になる「県と市の橋に成る」
っていう部分にあたるわけですか?

橋本:まぁ、そうですね。
ちょっと表現としては青臭いですけどね。
僕自身がフィールドを広げたいというのがありますね。

議員だからできること

島本:一県議会議員としてどれくらいやれることががあるんですか?

橋本:やってみないと分からないですけど。
宝塚の街に関わってる部分の中で
県にしかできない、先ほどもちょっと申し上げた、
例えば信号機とかね。交通規制なんて警察の領域なんで
県会議員さんの役割って大きいじゃないかなって思うんですよね。
道路なんかでも宝塚大橋なんか凍結しちゃってますよね。
あれどうなってるんでしょうね。
僕も聞いてみないと分からないんですけど。
例えば、あそこ県道ですから、県会議員さんの意見というのは
結構重要だと思うんですよね。
それぞれ皆さんご意見あると思うんですけど、
現実的になかなか解決する方向に行ってないんじゃないかなとかね。

島本:普段生活の中で県議の方がどういう風に動かれてるのか
僕にはわからないから、県議の方の武器も見えてないんですけど、
今おっしゃったようなニーズを県議会議員として
知事とかに投げていくわけですか?

橋本:もちろんそういう役割はあると思いますね。
知事だけじゃなくて知事部門ですけど、
宝塚にも県の役所はありますよね。
県民局とか土木事務所とか言ったりするんですけど、
それぞれの行政機関ていうのは県会議員さんの役割、
発言とか結構気にされてると思いますよ。

地域回っていて、ポスター張らせてもらってている支援者の方から、
実はこの川の土砂が溜まっていて浚渫*できないのかとか
*浚渫(しゅんせつ):港湾・河川・運河などの底面を浚って土砂などを取り去る土木工事のこと
ウィキペディアより)

河川敷の堤防の上に生えてる木がボーボーなってるんだけど、
なんとかならないのかとかねって、ほんとに小さい事ですけど、
それって県会議員の仕事ですかって言われるかもしれないですけど、
管理してるのが2級河川だったら県なんですよね。
そうすると、やっぱり県会議員の仕事ですよね。
県会議員じゃなくても市会議員でも、
別に僕議員でもなんでもないけど、
結局、土木事務所電話して、市職員っていうのもあって
市の行政の役所の人に相談したら、
あそこ県だから県に言った方がいいですよ、
何とか課が担当だからっていう下ごしらえをしたうえで
アプローチをしてそしたら、浚渫はね、目的が氾濫防止だから
土砂が溜まってるっていうだけでは自然のものですから、
簡単に浚渫はできないんですと。

木のほうは越境してたんですよ。
お隣のフェンスの上をね。
だから、強めの剪定をしておきましたって
即1週間後ぐらいでバッサリと剪定をしてくださって、
それはやっぱり
喜んでくれましたよ。
早く動いてくれたね~って
あと2枚ポスター張れるところ開拓しておくよと。
で、ありがとうございます!って。

島本:それ言わば例えば僕が県に電話しても、
一応言う事はできますよね。
それよりも、やっぱり議員さん通して言ってもらった方が
威力はある感じなんですか?

橋本:僕の解釈では通訳なんですよ。
この枝、この木を切ってくれるのが誰かが分からないわけですよね。
そこでどういう理屈で彼らが考えてるかって分かんないんじゃないんですか、
僕土木屋さんになったことないんで、僕も分からないですけど。
だけど、なんだか行政だからルールで動いてるわけですよね。
こういう考え方で浚渫ってやるんですよ。
それがもし県の人が、ごちゃごちゃごちゃごちゃ~って言ったら、
おじいちゃん、何ゆってる~!!
ってなるかもしれないですよね。
なんぼ言っても動いてくれくれへんねん!!!!って。
でも、こういう理由で実はねっていうことをw、
それこそ信頼関係わけなんですよ。

島本:時には行政とか県の立場を
市民の側に伝えることによって納得いただく
ということもあるわけですね。

橋本:もちろん。
だって僕がなんぼいっても浚渫できないっすから。
良く思ってないし、だいたい取った砂捨てるとこないし。
そういうものじゃないですか行政って。
だけど、意思決定に関わる事だけじゃなくて、執行していく
実際事業をどうするかという段階での橋渡しとか説明通訳、

そこに納得感、信頼関係を維持するのはすごく大事なことだと思うんですね。
自分が言ってなんともなんなかった煙に巻かれた感じするけど、
議員に言って、議員が「実はこうなんですよね」って、
言ったら、「ま、しょうがないか」ってなるんじゃないですか?
わかんないけど。

島本:こっちとしても動いてもらったしと。

橋本:やるだけのことはやってしゃぁねぇなって、
納得感というかやるだけのことはやったぜ
っていう落としどころはあるんじゃないかな。
今回なんかは浚渫と枝打ちと2本立てで2分の1は成功したので、
泥の事は「ま、いっか」ってなっちゃいましたね。
典型的にいうとそういうことかなって思ったりしますね。

市民をエンパワーするのが政治

政治って行政に関わる事だけじゃないと思ってるんで、
それこそ街の人たち同士で物事を決めていくとか
立ち上げていくみたいなのも大事だと思うんですよね。

行政はそういうのを邪魔しないで応援して、
どうすればそれをサポートしてエンパワーできるか
って考えて欲しいんですけど、
今だに行政組織は守りに入ってますよね。

特に宝塚そういう要素が強い気がしてるんですけど、
その感覚の違いみたいなものをよその町と比較するとよく分かるんですよ。
例えば、一つ事例を挙げると、応援してくださってる方から、
僕の出身校大阪教育大附属池田高校に
息子さんが通っているお母さんのママ友なんですという方
がすごく頑張って活動されているんですが、
なぜか宝塚でなく川西で活動してるんですよって、
「一度行ってみたらいいですよ」と言われて、
行ってきたんですよ。

無料の自習室をされてるんですけど、
小学生から高校生くらいまで寄り合って来ていて、
年配の方がボランティアで教えに来ていたり、
その場にいる中学生が小学生を教えたり、
いい感じの取り組みをされてるんですけど、
宝塚でやりたかったんだけど公民館とか場所を探す段階で意図が伝わらないとか
彼女なりの引っ掛かりがあって、宝塚ではうまく進められず、
で川西の施設を勧めたら、「イレギュラーだけど、やってみましょう」
という感じで「いいですよと受け入れてくれたので始めたんです」と。
宝塚でもいずれはやりたいと思っていますというこれ大きい課題でしょ?

島本:その差について、22年間お勤めになってて思い当たることはありますか?

橋本:ま、ありますね。感覚的には分かりますね。
市の内部にいてもセクショナリズムって結構強いので。
役所だからしょうがないのかと思ってたけど、
それこそ政治の役割な訳ですよ。
トップの意向で「やってみろ」と言ってくれるかは大きいと思いますね。
トップだけでなく、議会がどう言うかとか
市民の皆さんがどう言うかとか
それに対してどう言えば説明ができるのか、
どれだけ守りに入るのか、どれだけオープンマインドで
ウェルカムできるのかというのは、大きな差を生むと思います。
ホントに小さなこだわりポイントの違いかもしれないけど、
それが何年も重なると活動量ややっている事業、
中身のクオリティに大きな差がついてしまう可能性があって、
そこはすごく気になっているとこですね。

その学習室を訪ねた時にたまたまですけど、
それをおっしゃった女性たちが皆宝塚市民だったんですよ。

島本:なんかそれはちょっと悲しいですね。

橋本:そうでしょ?でもこれって宝塚にこだわりながらも、
街をまたいで活動をフォローできる、
川西の市長選挙を応援させてもらいましたが、
(昨春の)西宮市長選挙も応援させてもらったし、
(昨夏は)参議院選挙で兵庫県単位だったり、
実は、政治の枠組みは多層的なのでね。

県会議員の方が市会議員より集めないといけない票が多く、
難しいという面はあるけども、市会議員さんはまたシビアなんですよ。
同じ選挙区で一つの枠に2十何人とか手を挙げる訳じゃない?
当落差が今回の川西市でも50票ないですから。
尼崎なんて1票差でしたからね!めちゃくちゃシビア。
1票差なんて死んでも死にきれない感じになるよね。

島本:数え間違いとかでもめそうですね。

橋本:数え直したら、4票差に広がったみたいです。(笑)
いずれにせよ市会議員さん同士のテリトリーとか地域や職域
という色んなゾーニングというのがあるので、
そう言うところに気を遣いながら、
それでも支援者を求めて活動をするってなかなかね。
例えば同じR党の中で市会議員さんが3人いたとしてある人がめちゃくちゃ取ると、
他の2人があおりを食っておちるみたいなことがあるんです。
市会議員にはそういう難しさもあります。
「仲間を増やしたい」と言いながら、一番近い仲間がライバルというね。

島本:構造的に共倒れになりやすいからバランスが難しいと。

橋本:そう、だから市会議員の方が簡単という訳ではない。
あくまでも、国政選挙や県会議員選挙はいろんな方の支援を頂いて寄せ集めた数字が何万という票だったりします。
そういう枠組み、仕組みを考えると、与えられたポストで
精一杯自分なりに努めるという基本姿勢が変わらなければ

どんなポストであっても政治活動としては、
仮にバッジがなくても政治活動はできます
し、
バッジを付けた以上はそのポストごとに街に対して、
社会に対して貢献していくという姿勢があれば何の問題もない
と思います。
そこに特にこだわりはないです。
ただ、県政に挑むというのは、
僕にとって宝塚市を愛するがゆえに大きな波というか
力を頂ける可能性が自分のスペックを上げるというか、
そういう意味ではとても楽しみですし、
挑戦しがいがあると思っています。

島本:今議席のない状態で活動されていて、
次の選挙で議席を得て、バッジがある方ができることは増えるだろう
ということだと思います。
生きていかないといけないので職業としてという面もあると思いますが、
今の延長線上で当選した後も活動できたらいいのにな、
と動きを見ていて個人的には思います。

橋本:ありがとうございます。
結構いろんな方からそれを言われますね。
変わらんとってよ」って。
これはすごいエールだと思ってるんですけど、
今のスタンスと言うか、浪人生であり、バッジのついてない政治家の卵
という状態での活動を期待を込めてみてくださっている方が
結構いらっしゃるんだというのは、すごくありがたいことだし、
そこは気を引締めなければいけない。

ある意味、前回の選挙で残念な結果になったことが
とても良かったと強がりではなくて僕は思ってるんですよ。
何も分かんないまま公務員を辞めて、1か月半やそこらで
自分の力じゃないのに誰かが応援して下さったり、
たまたま構図が良くて(笑)通ちゃったりしたら
こうなってますからね(天狗のポーズ)。

今みたいにどなたとでも話をさせてもらえる、
むしろ議員じゃないから気楽にいろんなことを
相談してもらえるところもあるかもしれないんでね。
気さくに誰とでも話できるよみたいな姿勢は大事にしとかないといけないと思いますし、
ある意味で「100人チャレンジャーin宝塚」は週2回ペースで公開してるので、
100人やろうと思ったら、2023年の夏になる訳です。
その時バッジがついてるか、ついてないかどっちかなんです(笑)。

島本:バッジが付いた状態で継続されてるといいですよね。

橋本:そうですね。

最後に

島本:そろそろ締めて行きます。
辻立ちで鍛えられた橋本さんに来るべきチャレンジに向けて、
私は友人として応援していますが、投票行動は白紙なので、
私が1票を投じたくなるようなトークをお願いします(笑)。

橋本:これが島本さんへのキラーパスになるかは分かりませんが、
こういうプライベート的な場なので、ご存知のことですが、
自分にとって大切なことなのでお話しておきます。

大きく背中を押されたことは、娘が天国に旅立ってしまった
という出来事が5年半前になりますけどあって、
島本さんも葬式に来てくださって、
自分の人生で1回しかない大きな大切な出来事です。
それを通して言葉で解釈するのは変なんですけど、
やっぱり多くの人生に傷がある訳ですね。
無傷でピカピカのまま死ぬまで生きていく人はいないと思うんですよね。

色んな傷を負ってみんな生きていく。
それは通常ネガティブに取られていることが多いと思うんですね。
こんなことがあったからこうなったよねと。
まぁ、島本さんはそうじゃないかもしれないけど(笑)、
そこは僕にとっては傷と言ってはあれだけど、
まだかさぶたみたいな・・・そんな状態な訳です。

でも、だからこそね、
ホントに
しんどい状況の方に僕自身共感する部分もあるし、
逆にピカピカのバッジをつけて鼻高々な人には心を開かない、
傷つきやすい方がフラットに心を開いてくれる可能性が
あったんじゃないか
と思うんですよね。

島本:うん、うん。

橋本:実際しんどい状況の方がいらっしゃるんですよね。
で、先ほどもセグメント化されてて分断があると申し上げたんですけど、
ほんとそうだと思うんですよ。例えばヤングケアラーの問題をすごく発信されてる方が
宝塚におられるんですね。グループチャットが盛り上がってて1日100以上飛び交ってて
ついていくのが大変なんですけど、同じ苦しみを共有しているからこそさらけ出せるというか、
それを仕掛けてるのが宝塚の人(*↓の動画の方)ですから、



彼もお母さんとおばあちゃんのケアを継続中ですから
ケアしているとお金的にもしんどいと聞きます。

本人たちはこれを政治だとは思ってないと思うけど、
政治課題そのものじゃないですか。
一緒に生きていく社会の中で、
共同体の仲間内でこれだけしんどい思いをしている人が
これだけの数いるっていう現実があって、

それに何のアプローチもできないような政治は僕はアカンと思う
何ができるかまだ僕の中で答えないんですよ。
ただ、そこにアプローチできて、
その現実にちょっとでもアクセスできて、
通訳、翻訳は可能であると。

存在は知っているということから始める
っていうのじゃダメですかね、と僕は思ってるんですよね。

政治はやっぱりこんなこと誰にも相談できないし、
誰に言っても助けてもらえないっていう不信感を、
可能性とか希望とか信頼に変えていくそのベースになるべきもの
だと思ってるんですよ!
メディアよりもう一段深く、土台というか、
土俵というか社会の基盤
て言うんですかね、
それをつくるのが政治でしょ。

「〇円給付します」
とか上滑りなこと言ってる政治家たくさんいますけど、
それで解決する?と思う訳ですよ。

なので、僕は本質的なテーマに迫りたいですね。
人の生き死にであり、この共同体の形の未来を創ることであり、
そのために対話を深めていく、それを可能にする信頼関係をつくる。
それを担保するのが政治の、政治家の役割でしょう。
プロなんだったらそれぐらいしろ、ってことですね。

島本:それを実現するべく、
今はフィールドでいろんな方々と対話を重ねている段階ですよね?

橋本:そうそうそう。
だから、これは自分にとっては立派な政治活動だし、
こういうことがしたくてやってんだなと今すごく充実しています。
この環境を与えてくれてるボスの桜井さんにも感謝してるし、
チャンスを与えてくれた、応援してくれている皆さんにもすごく感謝しています。

そのうえで期待してくださっているので、答えを出していかないといけないので、
ベストを尽くしたいなとそれが自分の選挙というテストを頑張りましょうみたいな話なので(笑)、
頑張っていきたいですが、そのためにやってるというよりは、
色んな活動をする中で結果的に支持、支援いただくというのが理想でしょという。
テストのために英語の勉強して英語使えないより、
英語を使えるようになるために勉強をした結果、
テストもできたというのが理想ですから。

島本:予定を少しオーバーしましたが、
橋本さんの熱い語りを伺えました。

橋本:最後にフリートークの時間を頂いたので、喋っちゃいました。
普段なかなかここまで深くというか、自分の想いを話せる機会は少ないので、
街頭演説でやっぱりこんな話はしにくいですよね。
これも信頼関係で、島本さんとの対話の場だからできることがあって、
人間関係ってそういう部分があるじゃないですか。
誰とでもいっしょとはいかないっすよね。
いい機会を頂いてありがとうございました。

投稿者プロフィール

島本 昌浩
島本 昌浩
バリアフリーチャレンジ!代表
challenged-view編集長