あなたこなたです。
今回は編集長からのリクエストもあり
合気道の話をしてみたいと思います。
私は大学時代から合気道を始めました。
一日中ずっと合気道のことばかりを考えるくらい、
すごく熱中していました。
今でも大好きです。
合気道は楽しいだけでなく、
一生続けていくライフワークだと思っています。
そんな私の話に編集長が興味を持ってくれたから
記事にして欲しいと
言ってくれたのかなと思っています。
合気道ってなに?
皆さんに質問です。
合気道って知っていますか?
聞いたことがあるという人はいるかもしれません。
でもやった事があるという人は
まだ少ないと思います。
合気道は柔道や空手のような、日本の武道の一つです。
作った人は植芝盛平(うえしばもりへい)という、
和歌山県で生まれ育った人です。
合気道は昔からの伝統武道と思う人もいますが
歴史はまだ100年くらいです。
でも、今では世界140ヶ国に60万人以上
の愛好者がいます。
(合気会ホームページより)
練習の格好は上の写真の様なもので、
空手や柔道と違い、袴をはきます。
かっこいいですよね。
初めに用意するものは、練習着だけなので、
剣道や弓道より安く始められます。
お得ですよね。
合気道には試合がなく、
二人一組である程度決まった動作を
繰り返し練習します。
型稽古とよばれます。
武器を持たず素手で練習するのが基本ですが、
木刀や棒などの武器を持って
練習することもあります。
剣を持つとサムライごっこがしたくなります。
試合が無いので勝ち負けがありません。
負けた悔しさも勝ったうれしさも
感じる時がありません。
それがつまらないと思う人もいます。
また、試合があるほうが目標ができるので、
練習が楽しく無くても、
頑張れる場合があります。
でも試合で自分が勝つということは、
相手は負けています。
相手を負かすことが嫌な人には、
試合がない方が良いかもしれません。
合気道の良いところ
じゃあ何が楽しいと思いますか?
合気道の楽しいところは人によって違います。
身体を動かす事が好きな人、
相手と一緒に練習する事が好きな人、
考える事が好きな人、
強くなりたい人、
色々です。
そしてその色々な楽しみは全部正解です。
その人が楽しんでやっていれば、
それが正解です。
合気道の先生方の言葉には
たくさん好きなものがあります。
その一つが、
「合気道に間違いはない。あるのは未熟だけだ。」
これは合気道以外の色々なことに
当てはまる気がします。
今、正しいように見えて、
後々うまく行かないことがあるかもしれません。
今、間違っているように見えても、
それを正解にできる時が来るかもしれません。
みんな正解になる事もあると思います。
私の場合
私はというと、強くなりたい人でした。
強くなりたいけど、
空手や柔道のように自分から
相手を倒しに行ったり、
相手に勝つことに一生懸命になる事は苦手でした。
だから合気道を選びました。
合気道家の塩田剛三先生は、
弟子に「合気道で最強の技はなんですか?」
と聞かれた時に
「それは自分を殺しに来た相手と友達になることさ」
と答えたそうです。
私はみんなと友達になれるくらい
強くなりたかったのです。
一緒に練習すると伝わるものがあります。
言葉がわからなくても伝わります。
合気道をすると世界中の人と
友達になれると思うのです。
合気道を始めて沢山のことを教わりました。
多すぎて具体的になにを学んだかと聞かれると、
なかなか出てきません。
それくらい、生き方に染み込んでいます。
人間の心や身体って不思議だな〜って思ったり、
今も昔も世の中にはすごい人がいるな〜って思ったり、
農業や医療なども関わっていてすごいな〜
って思ったりしました。
介護の仕事をし始めた時、
鍼灸を学んだ時、
カウンセリングを学んだ時、
いつでも合気道をやっていて良かったな
と思う時がありました。
始めてもう15年以上。
飽きっぽくて、やりたいことはたくさんあるけど、
何を始めても中途半端で、
途中で止めてしまうことばかりだった
私にとってこれは奇跡です。
でも、まだ強くなれていません。
学ぶ事もまだまだたくさんあります。
諦めずにやっていきたいと思っています。
初めはうまく行かなくても、
やり続けているうちに、
自分が変わっていき、うまく行くことがあります。
先生に何度も怒られながら続けていくうちに、
できるようになる事があります。
そんな時はとても嬉しいですし、
続けていて良かったなと思います。
そして、それが自分の気持ちと
体の健康にも良いとなると、
やっぱりやめられません。
失敗ばかりの練習でも、
やめたくならないのはどうしてでしょうか?
先生が好きだったり、
一緒に練習する人に
面白い人が多いからかもしれません。
練習するといつも、
自分のできない所に
がっかりしてイライラします。
でも、練習が終わると
スッキリして楽しかったなって思います。
そして、出来なかったところが
たまに出来ると、とても嬉しくなります。
先生ありがとう!
って気持ちになります。
そんな気持ちを持たせてくれる先生は
良い先生だと思います。
そんな私の先生は昨年亡くなられました。
どんな事でも、
良い先生とのご縁は大切にしてください。
「三年かけて師を探せ。」
そんな言葉もあるのですから。
死ぬ時に合気道を続けていて良かったなあ
と思えるように歩んで行きたいと思います。
投稿者プロフィール
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齢30代。ケアの仕事の地位向上を目指して右往左往と日々勉強中
保有資格:はり師/きゅう師/介護福祉士/公認心理師/登録販売者/整体師/心理カウンセラー/家族相談士/SNSカウンセラー
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