どうすれば安全かを第一に考えて工夫する

障害がなくても日常生活の中で、入浴は事故が起きやすい場面です。

片麻痺の者にとっては、寒さによって麻痺側の緊張状態が上がるので、

冬が特に危険です。

今回は実演した方が分りやすい類のものです。

よって、入浴動作の中でもっとも難易度の高い
浴槽への出入りの部分を実演した動画を
ご紹介します。

『脳卒中の後遺症との付き合い方
〜浴槽への出入り・バスボードの使い方実演』

狙った訳でなく、ちょうど寒い日だったので、「クローヌス」という麻痺側に出る
不随意運動(自分の意思とは無関係の身体の反応)の撮影にもなりました。

まとめます。※必要となる工夫は本人の残存能力により異なります。最大公約数的なものとお考えください。

ポイント:どうすれば安全かを第一に考えて工夫する

①住環境整備をする(浴室暖房は難しくてもせめて手すり)

②福祉用具等を最大限活用する(シャワーチェア・バスボード・濡れてもいいように入浴時専用の装具)

③万が一が気になる場合は介助・見守りについてもらう

今はたくさんの人が動画の「自撮り」を公開しています。
人がしていようが、いまいが、この行為を自身の障害を題材にして、

行うことについての抵抗感は私にはありません。

ただ、今回入浴の場面の解説を自宅の浴室を使ってしたこと、
また、「クローヌス」という足の異常な震えまで公開したこと、
これについては少し「露悪趣味かな」という思いはあります。

しかし、それ以上に私は決意しています。

誰もが経験することでないことを経験していて、
それを発信することで人のお役に立てる立場に自分はいる。

そして、自分にそれをやる意思と能力があり、

応援してくださる人達がいる。

だから、やり抜くと。

ですので、積極的な情報発信を続けます。

もう少しカメラワークや編集等のスキルを上げた方がいい
というご指摘はあるかと思いますのでそこは精進します。

投稿者プロフィール

島本 昌浩
島本 昌浩
バリアフリーチャレンジ!代表
challenged-view編集長