2022年8月19日@facebookLIVE

島本:今回のゲストはバン子ちゃんこと、栄田慶子さん
SNSのフォロワーが数千人いらっしゃるという人気者

キャラの濃さが分かる対話をどうぞ!

バン子節炸裂!

島本:まず、本名が栄田慶子さんですよね。
なんでバン子なんですか?

栄田:骨髄バンクのPRギャルとして、
活動をしてま~す。

いつもタスキをつけて皆さんにもっともっと
知ってもらうために、
バン子ちゃんという名前にしています。
お分かりいただけただろうか?

島本:よく分かりました。

栄田:いつもはね、ラジオで私が聞き役なんですけど、

今日はおとなしくしておきますので進行をお願いします。

島本:いつもはラジオのパーソナリティのお仕事もされていると。

栄田:そうなんですよ。はい。
ラジオ岸和田のほうで毎週土曜日夜9時からハッピータイム応援隊
っていう楽しい番組を相方のミキティと一緒に1時間番組を繰り広げております。
ゲストをお迎えしてね、あっという間の1時間。また遊びに来てください。
岸和田でもラジオをやってますけど、わたくし地元は守口なんで、
去年の10月から月1回ですけども地元守口でも
ラジオ番組持たせていただいております。

第2日曜日お昼12時。日曜日の昼12時
ハッピーゴールデンタイムでやらせていただいてます。

島本:始まって早々告知が半端ないです。

栄田:ね、前に、前にね。前に、前に、はい。(笑)

はい、大人しくしておきますんでどうぞ~。

島本:いや、バン子ちゃん大人しくしないでいいですけど。
というか、呼び慣れない

栄田:じゃあ私はなんて呼ぶの?しまちゃん?

島本:何でもいいです。

栄田:しまちゃんっぽいんのでしまちゃん!

ね、。「しまちゃん、バンちゃん」でいきましょう。

島本:謎のコンビが結成されました。

栄田:はい、結成されました。

島本:今夜かぎり。(笑)

栄田:(笑)もうないんかい!

今夜限りのしまちゃんバンちゃんでお届けしておりますよ。

みなさん見て聞いてくださってるのかしら?ね~

島本:今ライブで15名見ていただいてます。

栄田:世界にもいってますでしょうかね。
それはわかんないですかね。

島本:全員日本だと思います。(笑)

栄田:世界に旅立つと思ってたけど、
今日地味すぎたからか。

コスプレしようか今日迷ったんですよね。
どしどし質問たまわりますよ~。

島本:今日はいつもラジオをされている方がいらっしゃるから、
大船に乗ったつもりで私がしゃべらないときは
勝手にしゃべってくれるだろうなという感じです。

栄田:えっ、そっち?
私しゃべるんやったらずっとしゃべってますけど。

島本:すごいっすね。
いつもそのテンションでずっとしゃべるんですか?

栄田:ですね。えっ。テンション今日低めですけど。
合わせてま~す。

島本:僕もちょっと上げたほうがいいですか?

栄田:そうですね。(笑)

島本:自分の持ち味を殺さない方がいいですよね。

栄田:しまちゃんはしまちゃんで、
バンちゃんバンちゃんでいきましょう。
見てる人は何がね、初めてのバン子ちゃんって場合もありますのでね。
そういう人たちにもバン子の事がわかるようにですかね。
みなさんご飯たべましたか?
は~い。バン子は大食いで~す。
お代わりできるところではお代わり絶対しま~す。
一人でしゃべっていいの?

島本:ちょっとどうしよっかなって思って。

栄田:タジタジですか~?

島本:このテンションは人生で初めてかもしれない。

栄田:こんな低いのに?テンションが?(笑)

島本:テンションというかキャラ!

栄田:キャラが濃い?

島本:濃いですよ。


歌手としても活動されているバン子ちゃん
オンエアで少しだけうたわれた曲の
動画を紹介します。

 

栄田:なんでグッドなご挨拶かといいますと、
どんなことも全部プラスに考えて「おはよう」は「グッドモーニング」
とか「グッドイブニング」でも
「グッド」をつけるじゃないですか、その良いってつける、
それがバン子ちゃんらしいということで、
作っていただきました。

島本:結構美声ですね。
甲子園でうぐいす譲やっててもおかしくない感じ。

栄田:いけますかね~「バン子に清き1票をよろしくお願いします。」

島本:そのうぐいす譲じゃないですね。

栄田:そっちではない?そっちではない!
いい感じになってきましたね~。
ボケとつっこみ。
は~い。しまちゃんバンちゃんです。
これなんかやらんなあかんね。
はいど~も~しまちゃんですバンちゃんです。
二人合わせて…いけそうじゃないですか?やりましょうよ。

島本:ラジオ岸和田でね。

栄田:ラジオ岸和田でやりましょう。
ネタ考えないと。

島本:ラジオ岸和田、
こんなんで大丈夫なんですか?

栄田:全然。も~何から何まで全然大丈夫。
ピーっていうのないので、何しゃべっても大丈夫。
私が5年もラジオできた、そういうことで~す。
いいですかどんどん。

島本:うちの番組のこれまでの趣旨としてはやっぱりゲストの方の人生なり
物語についてお届けしたいんですけど。

栄田:バリアフリーチャレンジってことなんですけど。
この配信をしようと思ったきっかけは何ですか?

島本:面白いことをやりたい。

栄田:面白い事。はい。

島本:もともと対面で自分の経験を話すことを私はしてきたのですが、
コロナもあってなかなかそういう機会も積極的に持てない時期がきて、
ネットを使い始めたって感じです。

栄田:なるほど~。それだったら、
せっかく私のお友達も見てると思うので、
島ちゃんの人生を逆に聞いてみようかしら?
えっといいですか?
私から聞いてもいいんですか?

<主題でない私の話はカット>

栄田:そしたら、せっかくこんな機会だし私もね障害があるんですけど、
ちょっと映ってないですけど、手に障害を持って生まれてきたんです。
みんなそういう障害があるとかないとか忘れるぐらいのテンションらしいです。

島本:そうですね。障害というワードにたどり着けない感じです。

栄田:そうなんですよ~。
色気の方がでちゃってね~、もう大変。

僕らの出会い

栄田:こないだね~せっかくなんで話していいですか?

島本:いいですよ。

栄田:ゆるんマルシェ、マルシェがあったんですよね。

島本:NPO法人ゆるんさん主催のね。

栄田:ゆるんさんには大変お世話になっております。
ゆるんのみなさん、ありがとうございます。
そうなんです、ゆるんさんがねほんとにいろんな活動で頑張られてて
すごく応援しているんですけど、
こないだマルシェがあって遊びに行かせていただいた時に
「電動車いすに乗ってみよう!」っていうのがあって
そこにおられたんですもんね。

島本:で、私が絡まれたんですよね(笑)

栄田:電動車いすに乗ったことないんで、
ちょっと乗ってみたいな~っていうのがあって、
私の周りでも電動車いすを乗りこなしてる
すっごいキュートな女性がいてるので
私もちょっと乗ってみたいな~と思って、
乗ったが最後、
こんなとこまで来ちゃいましたっていう感じ。
ね~ほんとに。その節は楽しかったです。
あ~いうこともやってね。

ミッション 骨髄バンクのPR

島本:バン子ちゃんの事を聞きたいんですけど、
メインでやられている活動は
骨髄バンクの広報ということでよろしいでしょうか。

栄田:そうです。
そのきっかけをお話していいですか?

島本:それを今聞こうとお思っていたとこです。
なぜこの活動に力を入れようと思ったんですか?

栄田:娘と息子がいてるんですけど、
今から11年前、
娘が小学校3年生の時に熱が下がらなくて病院に行ったらね、
とにかく入院してくれってことで入院しましたら、
血液の難病で再生不良性貧血
といって自分で血が作れなくなる難病だと分かったんですね。
頭が真っ白になったんですよ、

そんな今まで元気だった娘がいきなりそんな血液の難病と言われても
なかなか受け入れなかったんです。
でも、骨髄移植っていうのをすれば元気になるって聞いて、
じゃあ「先生早く移植してください」
って言ったんですけど、そう簡単にはいかなくて
白血球の型が同じ人しかドナーになれないと。

ドナーを探したんです。家族で。
そしたらその時運よくうちの息子がお姉ちゃんと
全く一緒の型だったんです。

4分の1の確率なんで。

島本:え!確率そんなに高いですか。

栄田:弟は意外と高いんですよ。
で、1年後に移植をしたんです。
5歳の息子でしたけど、みなさん
骨髄移植ってどんなん?痛いんちゃう?
髄液抜くのちゃうん?
って言われるんですけど、
腸骨っていって腰のところから骨の中にある造血幹細胞
っていう血を作る元があるので、
それを採取するんですよ。
骨の中に針を刺して取ります。もちろん痛いので、
麻酔をします。
眠っている間に終わってしまいます。
うちの5歳の息子でもお姉ちゃんに提供できたんですよ。
これをみなさんほとんど知らないんです

骨髄バンクに登録するのも大変そうだし、
実際、型が合って提供するってなったら、
もっと大変なんだろうな~
じゃあもういいやって言われるんですけど、
実際息子がお姉ちゃんに提供したっていうのを知ってるだけに、
私は伝える人にならなきゃいけない!
ってことで骨髄バンクを背負って活動を始めたんですね。

子供二人と私と3人で地道に活動していたんです。
そうするとどんどん、どんどん応援する人が増えて
この活動10年、今たくさんの人に
応援していただいているんですけど、
その1回目移植したのが10年以上前ですけど、
そこからもう完全に治ったっていうわけではなくて、
難病というのは恐ろしいもので何度も何度も再発したんですよ。

そのたんびに息子が何回も血液提供してくれたんです。
1回目は骨髄っていって骨の中から取ったんですけど、
献血のように血液を何回も取ってお姉ちゃんにくれたり、
いろんな治療をしたんです。
3年前にもう一度移植しないといけないとなったんで、
移植したんですけど、次骨髄移植って新しい方法ができてるんですね。

一つ目が腰から取って麻酔が必要な方法だったんですけど、
新しくできた方法は腕の皮膚1枚から造血幹細胞が取れるようになったんですよ。
新しい薬ができてその薬を入れることによって、
骨から血を作る元が出てきて血液に流れ出すというのができて、
3年前にその方法で息子がお姉ちゃんに提供してくれたんですよ。

島本:腕の皮膚ですか?

栄田:そうです。皮膚1枚なんです。

島本:それも型が合わないとダメっていうのはあるんですか?

栄田:型が合わないともちろんダメなんですけど、
末しょう血幹細胞提供っていう方法なんですね。
1回目骨髄提供っていう方法で、
なのでね、実際目の前で見ていて提供の方法が分かっているので
私骨髄バンクの説明員としてやってるんですけど、
説明するときはほんとに実体験があるので
そういう形で説明をさせていただいていて、
説明するとほぼほぼ100%近いみなさんが
登録をしてくださいますね。

島本:すごいですね。

栄田:障害は関係ないんですね。
このお仕事。赤十字さんからお金も頂いて命も救える活動
すごく素晴らしいと思いません?

島本:すばらしいっすね。
今までのハイテンションキャラ全部飛びました。

栄田:飛びました?はい!
実はまた今再発をしてしまってるんですよね。
難しい病気なんで、
今二十歳なんですけど、
小学校3年生からず~とお薬飲んだり、
治療したりあらゆることを一生懸命頑張っています。
なので、娘が頑張ってるからお母ちゃんもこれはなんかやらな
っていう気持ちで、で、私がね真面目に
「骨髄バンクよろしくお願いします」なんて言っても
「ふ~ん」って感じなんですよ。ほんまに、ほんまに。

母は強し

シビアな話やからね。
なのでこんな真面目にやってもね、
なのでいっぺん宇宙にいってまいりました、バン子で~す
そんな感じです。

島本:このテンションでいくと、
ほぼ100%登録してくれる?

栄田:きら~んとこの笑顔で登録してくださいます。
実際うちの娘はドナーが見つかったんですけど、
結局今再発してしまってちょっと息子の血液じゃ難しい
ということで新たなドナーを探さないといけない。

ということで、骨髄バンクからドナーを探すのが
初めてなんですよね。
骨髄バンクから。実際娘と型が合う人がいてるのかどうか?
1人いてたんですよ。

その方に型が合ったので提供してくれますか~
って通知を送らせてもらったんですけど、
その方がお断りされたんですね。
どういう事情かはわからないんです。
ほんとにすごく仕方ない事ですけど、
私からしたらすごく悔しいっていうか、
その人が誰か分かれば家にでも行って、
お金何億つぎ込んでもいいから提供してください
って言いたい気持ちですよ。
それは叶わないので、今できることをできるときに頑張る
っていう感じで、やっております。
娘は今ドナーがいなくて薬で治療してるんですけど、
薬は何となく効いているので元気です。

ただ、その薬は10年しか使えないんですよ。
この10年の間にドナーが見つかるかどうか。
ほんとの話ドナーがみつからなかったら命にかかわる病気なんですよね。

だからほんとに娘だけじゃないんですよ。はい。
なのでね、やっぱり力が入りますし、
骨髄バンクの登録者が一人でも増えることによってほんとに命につながる
という事なので、とにかく骨髄バンクの事をみなさんに知ってもらいたい
っていう思いですね。

娘のためなら何でもする!

だからなんでも骨髄バンクにつなげるんですよ。
最近いろんな技を手に入れましてね。
何にする?こないだなんか、コスプレ、
趣味にコスプレっていうのがあるんですけど。

コスプレ大好きで、バン子は変身しま~す。
変身するのが好きでいろんな服を買ってるんですけど、
私だけ楽しむのはもったいないということで
あっそうだ!これでそういうのを貸す代わりに
骨髄バンクに募金お願いしま~すっていって
募金していただいたり。何でも繋げております。

島本:質問です。
骨髄バンクにドナーとして登録をする協力の仕方、
それと募金とおっしゃいましたけど、
資金が骨髄バンクに集まることによって何が助かるんですか?

栄田:骨髄バンクに募金をしていただくことによって、
私たち説明員っていう方たちがたくさんいらっしゃるんですけど、
やっぱりほんとのボランティアって難しいと思うんです。
いろんなところにみなさん出張して活動していかなきゃいけない、
交通費や書類とか活動にお金がかかるんですね。
来ていただいて登録してくださった方にはボールペン1つでも差し上げてあげたり
いろんなことをしてあげたいなっていうことをしていくと
費用はかかるんですよね。
日本骨髄バンクっていうのがあるんですけど、
私たちが所属しているのはその下の関西骨髄バンク推進協会
っていうところで、そこにもたくさんの説明員の方が所属されています。

で、活動は毎日のようにあります。
そこでやっぱりほんとに費用はとにかくかかるのでそういうのをね、

島本:活動資金が必要であると。

栄田:そうです。
患者さんにお金が行くっていうわけではないですけど、
でも活動していることによって患者さんにも
すごく勇気を与えられます。患者さんからもメッセージを
たくさんいただくんですよね。
バン子ちゃんが前に出て、
いろんなことで発信していてくれることで
私たち闘っている患者にとってはすごく勇気づけられると。

島本:でしょうね。

栄田:だから私たちも頑張れる。
相乗効果ですね。
みなさん登録ってね、年齢が18歳から54歳までって決まってるので
過ぎられてる方たくさんいらっしゃる。
54歳すぎて健康な方もいっぱいいらっしゃるんでね。
悔しがるんですよ。登録したいけどできないってね。
そういう方たちには寄付していただいたり、
例えばですけど、よくほんとに支援してくださるのが
ライオンズクラブさんとかなんですけど、
タスキ、タスキも費用かかるのでそういうのを寄付していただいたり、
いろんなところで、イベント会場とかで私たちを呼んでいただいて、

八面六臂の活躍

講演、お話する機会を頂いたり、
こないだんなか、あっこれまだ言ってませんでしたっけ?
私落語家もやっておりまして、
落語で呼んでいただいて、命の話+落語もさせていただいたり、
なのでいろんなとこに呼んでいただけるように
バン子ちゃんは芸達者でいなきゃいけないと、ね。はい。
いろんな芸をしております。

島本:ところで、骨髄バンクの名前はすごい聞くけど、仕組みを
整理したいと思います。登録段階ではどういう事が必要なんですか?

栄田:私たちが活動するのは献血に来られた方に
ご興味ある方にだけに説明させていただくんですけど、
どこでも登録できる訳ではないんですよ。
血液が必要なんです。
それで血液を採って白血球の型が分かるってっていう、

献血ルームとか献血バスで骨髄バンクの登録ができます。
説明させていただくときはまず献血の前に採血をするんですね。
その採血で血液の状態をみて献血できるか、できないか
っていうのをちょっとの血液でみるんですね。
例えばヘモグロビンが足りない人はその日の献血を断られます。

最初に血を採らないと献血には進まないんですけど、
その採血の時の血液をちょっとだけ多めに2ミリだけ多めに採って
登録っていう形になるんですね。

島本:一般的な採血だけで登録ができるんですね。

栄田:今日はヘモグロビンが足りなかったから、
献血が出来ませんっていう方でも
採血ができたっていうことで登録はできるんですよ。

島本:登録をしてバンクに人登録している人です。
待機者にせよ、登録者にせよ、どっちのことか紛らわしいので、
ドナー側登録された方ですね。

栄田:ドナー登録された方はたくさんいらっしゃるんですけど。

マッチングをかけるんですよ。

島本:で、型が合えば、お願いします、
合う人がでましたという流れ?

栄田:通知が来ます。「お願いします」って言葉は絶対使われなくて

みなさんに話することは登録しようかしまいかじゃなくて、
登録だけはできたらしといてください
実際、骨髄の型ってあって、適合しましたって通知が来るのは数百から数万分の1の確率
ってことでね。数万人に一人ですよ。
なので、なかなか適合しましたっていう通知がこないので、
来た時に提供するかしないかっていうのを考えて欲しいんですね。
そう、今が登録のチャンスで実際5年後に来るかもしれない、
10年後に来るかもしれないい。つくるか分かんないけど
その時に提供しないですって言っても構いませんので、
その時にどうするかを考えて欲しいな~と思います。はい!

島本:鉄板のトークですね。

栄田:一番ね、白血病ってお子様の白血病の方もすごく多いんです。
私の娘が入院してた時は2歳の女の子かな?
おんなじ病気で入院してて、
だから、ほんと小さい子もいてるので
ドナーさんが見つかって欲しいなって思います。

適合通知が来て、提供します
っていうふうになれば、その中に一人ってわけじゃないんですね。
5人適合してる場合や10人適合してる場合もあるんで、
その中から一番患者さんに適した人にお願いをします。
その人にお知らせしてじゃあ、いいですよ
ってなれば進んでいくんですけど、
これね、最終の同意があるんです。

最終の同意するところは弁護士さんもついて、
あとはご家族の同意が最終的に必要になってくるんです。
これも結構知らない人も多くって。配偶者。

島本:ドナーサイドの家族の?

栄田:家族が猛反対すれば、
できないってことになるんですよ。
年齢関係なく皆さんに理解してほしいんです。
知らないからやっぱり自分の子供が提供するってなった時に、
「よっしゃ!行ってこい!」
って言えるようなお父さんお母さんでいて欲しいな
って思うんです。
ドナーさんだって痛い思いはします。
でも、命には代えられないと思うので、
なんとか適合した場合は送り出して欲しいなって思います。

家族の同意も得られて、提供って形になります。
要するに腰から取るのと腕から取るのと選んでいただけますので、
どちらか選んで提供していただく。

提供するのはだいたい2時間~3時間ぐらいで終わります。
どちらも入院は必要になってくるんですけど、
提供していただいて、
次の日はちょっと様子見てから帰ってもらう
という形で入院費用は掛かりません。

ただ、お仕事がお休みできないって方も結構いらっしゃいます。
でも、ほんとにみなさんお仕事、自分の体調を最優先にしていただいて、
それでも大丈夫って方に提供いただく形になりますので、
無理なさらずにっていうことで。

絶対強制はしません。
こうやって活動してますけど、「登録してよ!してよ!」
は絶対しません。
どうしたらいいの?
って聞いてくださった方に説明はしますけど。
強制することはありませんので、仲良くしてください。

骨髄バンクを取り巻く状況

島本:ちなみに今、待たれてる方は
どのくらいの人数いらっしゃるんですか?

栄田:かなりいます。
実際必要な方で提供していただいてるのは6割、
半分から6割です。4割以上の方はまだドナーを待ってるんですよ。
必要な方の4割は待っている。結構大きいと思いませんか?

島本:必要とされている状態のなんらかの疾患の方がいて、
そのうちの6割には提供されている?

栄田:そうです。ドナーさん見つかっております。
でも、娘も今ドナーがいないし、
知り合いもドナー待ちの方がいらっしゃいます。
格闘技の選手なんですけど、
たまたま娘と同じ主治医だったんです。

今一生懸命治療頑張ってます。
抗がん剤治療を頑張ってますけど、
ドナーさんが見つかるのを不安な気持ちで待ってる
と聞いてますので、一人でもドナー登録者が増えたらいいなー
と思います。

島本:まだ提供に至っていない4割の方は、
ざっくり人数的に何人ぐらい
とかっていうのは分かりますか?

栄田:何人か。そこまでは把握していません。

島本:年間に何ケースぐらいマッチングされているというのは?

栄田:ドナーさんに年間2回送らせていただいている資料によると、

ドナー登録者数は53万人ですね。
移植の数が2万6679件は移植をされてるんですけど、
ドナーが53万人なんですけど、実際待たれてる方が何人っていうのは数字は出てません。

島本:ドナー登録もの数に対する適合して移植まで
いたるケースの確率は低いみたいですね。

栄田:私たち、どうやってしていったらいいかなって
いろんなことを考えてるんですけど、
やっぱり国にも動いていただかないといけないし、
登録を増やすためにやっぱり会社も実際休めない
っていって断られる方もいらっしゃるので、
休みをもっと取りやすい制度とか、
お仕事休んだ分、休業補償がないんですよ。
入院した費用はかからないですけど。

例えば、説明を聞きに行ったりする時もあるので、
なんやかんや病院するために
早退して職場には迷惑をかけちゃう
というのは事実なんですね。
お休みをしないといけない入院なので、
その時の休業補償を自治体でしていただこうじゃないか
と活動をして去年、おととしかな?
大阪市に導入をしていただきましたドナー助成金。
それは私が働きかけて落語もして、こういう話も聞き、
ほんでライオンズクラブさんがもうこんなにバン子ちゃん頑張ってるなら
頑張るってことで大阪市に何回も何回も話しにいってくださって、
議員さんとかといっしょに動いて2年越しにやっと
ドナー助成金が入ったんですよ。すごいと思います。

こないだは地元守口の市長さんに会いに行きました。
次は寝屋川の市長さんのところにも行って、
直接市長さんに会ってお話するのが一番だなっていうことで
そういう感じで頑張ってます。
市長さんにこのテンションはできませんので、
しちょ~って感じにはできませんので。ちゃんと考えて、
やっぱしねそういう命をちゃんと考えた人にやさしい街にしていく
っていうのは市長さんの市長さんにも多分いい事だと思うんですよね。
そういうことを話しながら、あかつきには!っていうね、
ドナーをね、ドナー助成金制度を入れていただいたあかつきには、
こういう感じですっていうお話を詰めて
お話をしていって守口はほぼOKもらってますので。

島本:影響力がすごいですね。!

栄田:守口の市長さんお友達なんでね、
ラジオも聞いてくださってるみたいなんで、
やっぱりめちゃくちゃうれしいですよ。
「頑張ってるね」
そう言っていただけると。

守口の市長。素晴らしいなって思いますので。
そういう感じで。後ろに下がってても何もできないので
前に前に行きますよ!
インパクト大事ですよ。インパクト。
だから、目立ってなんぼで~す。以上!(笑)

ということで、バン子ちゃんのハイテンションマシンガントークと

、骨髄バンクについての私の冷静な質問がかみ合い?
非常に有意義な時間になりました。

投稿者プロフィール

島本 昌浩
島本 昌浩
バリアフリーチャレンジ!代表
challenged-view編集長