知らせるには戦略が必要

本シリーズでは「内部障害」としていますが、見た目で分からない聴覚障害や精神疾患

そして難病も意識して書いています。

(2)で「知って行動する」それができることという身も蓋もないようなまとめをしました。

知れば行動できるというのが前提にあります。

つまり「いかにして知るか」が大切です。

しっかりと情報発信をしている媒体をこれと決めてフォローするのがいい

と既に述べました。

しかし、このアプローチは媒体に影響力がなければ広がりに欠けます。

まだ始めて半年の私のブログでは、拡散力はありません。

そこで、切り口を変えて知らせるのに有効なアプローチについて。

この記事は3年前の8月下旬にメルマガ向けに書いた内容をリライトしています。
覚えている方もいると思いますが、ちょうど3年前の8月「アイス・バケツ・チャレンジ」

というものがブームになっていました。
ご存知でない方のためにごく簡単に説明します。

「アイスバケツチャレンジ」は、ALS(筋委縮性側策硬化症)
という難病に対する「認知度」をあげ、患者と患者団体を支援
するためのチャリティ(寄付)活動です。

ルールは「寄付するか、氷水をかぶるか、もしくは、その両方」
を選択。

あ!「スルー(しない)」も当然あります

(ここが抜けて語られるとおかしい話になります)。
参加した人は、次の3人を指名する。

こうして、指名の連鎖が続いていくというものです。

ネット上には有名人が水をかぶる動画があふれ、ブームに。

検索すればたくさんの有名人の動画がヒットします。

誰かに特別に肩入れしているわけではないので

どの動画を挿入しようか迷いましたが、短くて分かりやすいものとして選びました。

こうなると当然賛否両論出てきます。
私は最初に知った時から明確にこの取り組みを支持していました。
私の物事の判断基準はシンプルです。

目的が正しく、それを達成するための手段が合法かつ良識に反しなければOKです。

本筋の話ではないですが、これはやり方を間違えれば危険なようでネットには死亡事故もあったとあります。

さて、ALSの「認知度」を上げるという目的に論理的に異を唱えられるでしょうか。
現状治療法が確立されておらず、マイノリティとして闘病しているALS患者の方々。

ALSのことをこれがきっかけで知ったという人は結構いると思います。

ならば、ブームだろうが売名だと言われようがいいと思います。
知らない人にとっては存在しない訳でその方が問題でしょう。

これだけで十分有意義ですし、当事者団体が認知度を上げ、寄付を募った先
に新薬の開発など治療法の確立を目指した行動を採ると発信されています。
これほど強力な声明はないでしょう。

(1)で「ハートプラスマーク」(2)で「文字情報入りのハートプラスマーク」

(3)で多分一番分かりやすい「ヘルプマーク」をそれぞれ記事一覧の際、

横に出る画像に使いました。

これらのマークも認知を上げるにはアイスバケツチャレンジのような広報戦略が必要でしょうね。

投稿者プロフィール

島本 昌浩
島本 昌浩
バリアフリーチャレンジ!代表
challenged-view編集長