団体概要

DMIの設立年度は1979年。創立者のネヴィル・ミュアーさんがワールドビジョンという団体を通じてスポンサーした韓国のろう少年がきっかけとなり、ろう教会を設立したのが始まり。その韓国の少年は今は牧師として活動している。
ブログ参照)

その後、韓国から世界へと教会が増えてDMIの事業が増えていった。

DMIの本部はオーストラリアにある。活動はアジア・アフリカなど発展途上国が中心。

 

活動目的は世界中の、ろう者に対する教育や就業の支援。クリスチャン団体なので教会設立や福音伝道も行っている。ろうの方々は日本では教育制度・福祉制度支援が充実してきたが特に発展途上国では立場が弱く、就業や学校での学習も多くの支援を必要としている。DMIの学校には職業訓練校や寮制の学校もある。

 

日本支部は関西中心に拠点を置き、名古屋にもメンバーがいる。全体でメンバーはボランティアと合わせて約10名。

真美子さんは令和3年からボランティアとして活動を始め令和4年6月からスタッフに。

以前所属していた教会でDMIの学生をスポンサーしており、DMIのことはよく知っていたそう。最初は手伝いをということだったがスタッフがいたほうが組織として安定するということで今は事務員のような感じ。DMIと深く関わるようになったきっかけは、アンドリュー・ミラーさんからのお誘いで。ミラーさんはDMI国際事業コーディネーター。資本、人財と現地をつなぐ役目。スタッフ同士もつなげている。

 

真美子さんとインタビュアーの髙木との出会いは、大阪インターナショナルチャーチ(OIC)の日曜礼拝で共に手話を学んでいたこと。コロナ以前は、二週間に1回のペースで礼拝後に手話賛美の会を開催し、そこで研鑽していた。その真美子さんが京都の教会に変わってからDMIの活動をしていると髙木が知り、そこからインタビューをしたり、髙木も可能な範囲でお手伝いや応援をしてみたいと思ったのが本取材のきっかけ。

 

読者の皆様にアピールしたいこと

日本の聴覚障碍者も情報保障の面で難しさを覚えることが多いのが現状。だが、海外では教育の段階から社会から疎外されている方々が多くいる。特に発展途上国では聴覚障がいを持って生まれてきた場合に、家庭でもコミュニケーションがとれず近くに支援学校がない場合に教育を受ける機会から外れて、DMIのなかで初等教育を始める人の中には10代を過ぎた人も。聴覚に障碍のある方々も健常者と同様に自分が価値ある人間だということに気づき、コミュニティのなかで活動活躍できるパーソンになっていってもらうことがDMIの目指しているビジョンとのこと。バリアフリーチャレンジの読者にはDMIを知らない方々が多いと思うのでこの機会にぜひ知っていただきたい。

DMIのことをもっと知りたい、寄付したい、ボランティアしたいという方はお問い合わせを。

ホームページ

Facebook

Instagram

DMI日本の今後の課題

日本のろう者、聴覚障碍者とのつながりはこれから。

世界的に行っている支援は日本ではあまり必要ない場合が多いが、日本でも将来的には聴覚障碍者の方々とのつながりが広がることを目指している。日本のろう教会の中にはDMIを支援しているところもある。

インタビューを終えた髙木の感想

DMIのことをよく知ることができた。発展途上国のろうの子どもたちの現状も知り、できることがあればと心痛した。DMIの課題に対して、私も自分なりにイエスキリストの奉仕の精神、お手伝いしていければと感じた。2023年2月には国際事業コーディネーターのミラーさんが来日されるそうだ。DMIのプレゼンテーションもされるそうなので私も参加していきたい。本文を読んで興味を持たれた読者の方もぜひ、DMIにコンタクトをとって、参加してみませんか。

一緒に途上国の子ども達の将来の扉を開きましょう!