大まかな全体像を把握することが大切
病気やけがをすれば、様々な専門職とかかわりを持ちます。
初期段階では当然医師、看護師。
特に身体機能に支障をきたした場合はその後の回復過程で
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)等。
入院して、退院後の生活を考える場合には、MSW、
介護保険適用の場合は、ケアマネやホームヘルパーのお世話にもなります。
更に、「住環境整備」も含め、
生活の質を高めるために建設業関係者や福祉用具専門相談員。
以上が一般論。
「具体的に考える」がこのブログのコンセプト。
よって、私の体験談や他の関係者へのインタビューがコンテンツです。
さて、長くなるので特定の職種との入院中の話にフォーカスします。
これまでに、私は医師10人以上(転院を2度したため)、
看護師は100人以上(入院期間が9か月間に及び、
シフト制なので、関わる数が多かった)、
退院後も含めると、リハビリ関係の専門職数十人と関わりを持ちました。
ここでは暮らしやすい世の中を実現するために情報発信をしています。
が、
そもそもそれを言わなくていい状況がベストです。
しかし、障害の発生をゼロにはできません。
医師について
ならば、その程度が軽くなるようにする必要があります。
そこに関わるのが医療職特に医師です。
救命は運
私のように生命の危機に瀕して高度な専門的治療が必要になった場合、
救命救急センターなど三次救急医療機関というところに救急搬送されます。
ひっきりなしに危険な状態の人を乗せた救急車が入ってきます。
で、重篤な状況では、患者に選択の余地はほぼないでしょう。
良い先生に当たるかは運です。
運よく生き延びることができたら、そこから実質的なかかわりが始まります。
障害と付き合うことになったのなら、患者サイドも情報を取り、
かつ医師と良好なコミュニケーションがとれる関係を構築していくのがよいと思います。
患者の病状、性格、ご家族の状況、担当医との関係によって、
この部分のスタンスは微妙に変わるでしょう。
私のケースでは急性期(病気をしてすぐの時期)は意識が戻ってからも
私自身頭がクリアにならず、家族は疲労困憊で、医師を信頼してお任せしました。
状況が許すなら、相性を考えて選ぶ
専門職との関わりも人間関係である以上、相性があります。
どんな人とでもうまくやれる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そうでなくて、救急以外の場合で
自分に選択権があるならばお世話になる方を自分で選べばいいと思います。
リハビリのために転院した際、私はセカンドオピニオンをとりました。
この部分について私見を述べます。
医師とのやりとりで「他の先生の話も聞きたい」
とは言いにくい、というのがあると思います。
私は転院先を選ぶ際は全ての疑問をぶつけましたし、「他に考えているところがある」
と明言しました。
今の時代、自分が納得できるように医療を選ぶのは当たり前だと思います。
私自身専門職として働いています(執筆当時)。
仮に、誠意をもって相談に乗った末にお客様が「もう少し考えたい」とおっしゃるなら、
注意点をお伝えして「気のすむまで比較して下さい」とお伝えします。
看護師について
医師とは毎日長い時間話せるわけではないので入院中もっとも身近な専門職です。
「白衣の天使」というのが納得できました。
天使達の献身的な看護なしに当時22歳の私が入院生活を乗り切ることはできなかったでしょう。
24時間体制なので当然複数の看護師がつきます。
医師もそうですが、責任ある仕事なので総じて嫌な人はあまりいないと思います。
こちらも大変ですが、少しでも相手が仕事しやすいようにという思いやりを持てると、自然と良好な関係になると思います。
リハビリ関連職について
理学療法士(PT)や作業療法士(OT)の方々。
リハビリ職と関わる時期は容態は安定しているので
自分の意思表示をしっかりして信頼関係を築き、少しでも良くなるために共に目標にむけて頑張る。
そんな良きパートナーになれればいいとと思います。
私見が多く含まれているので専門職の皆様がご覧になったら
違う考え方が出てくると思われます。
よって、私のような当事者の声や現場で働かれている
様々な専門職の方からの情報発信があれば役立ちます。
多様な情報を得て、発信するためににたくさんの専門職の方と接点を持ちたいです。
身近な専門職の方へ当ブログをご紹介頂けますと幸いです。
私が仕事で扱う法律もそうですが、
専門分野のことは知っておかないと後悔することがあります。
それを当事者や専門職の方々をつなぐことで、
身近な問題として情報発信してなくしたい。
私がこの場で目指すものです。