人生は有限。状況が許すなら潔く人に頼ればいい

身の回りをバリアフリーにして、少しでも自分のできることを増やすために、私が実践していることを
これまでの記事でいくつか紹介してきました。

具体的には、爪切りや入浴、食事などの場面での福祉用具の活用等です。

こういうことは、専門家か私のような経験者に聞くのが手軽です。

できることが増えると自信が付きます。

これは、生きていくうえで極めて大切です。
今後も工夫してできることが増えれば発信します。

その前提として2回分の記事で私のこの部分の現状の考えをまとめます。

今回は、工夫しても障害による制約でどうしても力が及ばない部分がある
という厳然たる事実を具体的にお届けします。

走る、飛ぶ、素早くしゃがむこれらはどうあがいてもできないので
議論の対象から最初に除外します。

私の障害は左上肢と左下肢のまひ。

裏を返せば、右上肢と右下肢は自由。

この状態でがんばっても難しい動作について。

私の場合、まず下肢に関わる部分は杖歩行以上のことはできないです。

この点については私と同じ脳卒中の方を入院中から何人も知っていますが、

脳の損傷の部位や程度等諸要素によって、かなり個人差があります。

 

私の場合、左上肢は手首から先が動かせません。
つまり、上肢としては実用的には使えません。

生活に関わる動作は右手のみで全て行います。

これだと事務作業などのパフォーマンスが低いです。

定規で線を引いたりはできません。

のり付けされた封筒を開けるのにも一苦労です。

この辺りのことを当事者は分かっていて、

それがきちんと行動に反映されます。

例えば、障害者団体からくる郵便物は封筒の半分のみが
のり付けされていて最初から破りやすいように
配慮されています。

他に独力でできないことは枚挙に暇がありません。

ここで切り替えが大切になります。

なぜなら、人生は有限だからです。

状況が許すなら潔く人に頼ればいいというのが私の考えです。

この考えについての詳細は明後日UP予定の記事で述べます。

投稿者プロフィール

島本 昌浩
島本 昌浩
バリアフリーチャレンジ!代表
challenged-view編集長