電車利用に伴うストレスを軽減するポイントはゆとりを持つことと駅員さんへの確認

総括の前編の記事に書いたように、障害福祉サービスにおける就労系のサービスで
私はパート勤務をするようになりました。今年の秋頃のことです。

今年に入って、車椅子での移動を増やしていたところに、パートの仕事に伴う
電車通勤の習慣が加わり、私の移動能力は飛躍的に向上しました。

また、電車を使う度にこうすると便利というノウハウが蓄積されていきました。

それらは過去に詳しく記事にしていますが、
私の文章の特徴としてプロセスを丁寧に書いていて、
読むのが大変とも言えます(それらの記事については「電車利用」等のワードで
サイト内検索して頂けばヒットしますので、気になる方はご覧になってください)。

今回は総まとめとして、ポイントを集め筒追加情報を入れて、
決定版のような形にしてみます。

さて、電車利用に際しての細かいポイントについて書く前に大前提として、

時間にゆとりを持って行動する。

なんと言ってもこれが肝心要のポイントです。
そうすることで心にゆとりが生じます。

日本の電車のダイヤは事故がない限り、
かなり正確ですが、スロープを渡してもらって乗車する
車椅子ユーザーの場合、後述するように電車はダイヤ通り
目の前に到着していても、それに乗れないということがあります。

その時にゆとりがあればイライラしません。
良好な関係を築くべき駅員さんに当たってしまうということもないでしょう。
心構えとして、

乗る電車の本数分(例えば、乗り替え無しなら1本、乗り替えが2回あるなら3本)
、電車に間に合っているのに乗れないくらいに思っておくと良いです。

なんだ、そりゃ!となるでしょうが、電鉄会社も頑張ってくれていますが、
現状のオペレーションではそれくらいの不自由はあります。
その解消のために、過去の記事でロボットやIoT等テクノロジーに寄る解決を書きました。

その後も考え続けていて、別のベクトルで駅のホームや列車のハード自体の改良は
当然進めるべきですが、金がかかる。ならば、車椅子自体にホームと電車の隙間を
越えるような機能を持たせると言うことは、割と実現性のある話ではないかと思っています。
そのような道具があるというのを本で読んだ記憶があるのですが、不確かなのでこの程度で。

次にこの記事のメインコンテンツです。

電車利用時にストレスを軽減できるかどうかは、乗降をサポートしてくれる

駅員さんとしっかりとコミュニケーションがとれるかどうかにかかっています。

それも待っていると、駅員さんにより対応にバラツキがあるので、

自分から積極的に確認するのがベストです。

乗り替えの有無に関わらず共通の事項

手順として窓口で直接、またはインターフォンでまず乗車時の介助を依頼します。

その際に行き先を告げると共に、

③「何分の電車になりますか?」と自分が案内される電車を確認する

更に、降車駅との連携ミスが発生するケースがあるので、

だいたいのケースで「連絡済みです」

と言われますが、言われなければ、

ちょっと言いにくい面もありますが、

④「降車駅(乗り替えがある場合は、乗り替えのために降車する駅)に連絡頂いている

のかを質問する

これはオペレーションがきちんとなされているのか、疑う形になりますが、

私は実際2度連携ミスに遭遇して、危うく降車できなくなった経験があるので、

質問しても大丈夫です(その分サポート完了時にキチンとお礼を伝えるようにしていれば、

失礼には当たらないと考えます)。

ちなみに、不運にも連携ミスに遭遇して降りられないピンチに陥ったら、

⑤電車が停車した状態の時に非常通報ボタンで車掌に知らせる

が解決策です。

乗り替えがなければコレで足ります。

乗り替えがある場合の留意事項

乗り替えをする駅に初めて行くのかや、

乗り替えをする駅の構造、乗り替えのタイミング

そして人員配置(乗車サポートを専門でしてくれるバイトの方がいる駅があります)

にもよりますが、乗り替えのない場合よりストレスがあるので、より確認が大切です。

まずすべきことは、慣れていない駅なら、次にどこへ行けばいいのか、

⑥自分の駅舎内での行き先とエレベーターの位置などルート自体の確認

前述の専任スタッフがいる場合、私の経験では完全にエスコートして頂けます。

更に、慣れにかかわらず、り替えのタイミングは先方が指定してくるので

⑦急ぐのかゆっくりでいいのかを質問

慣れた駅で私はこの必要性を何度も経験しました。

基本的に安全に乗って頂くようにゆっくりのタイミングで

次にサポートが必要な駅に連絡しているそうですが、この対応が

駅員によって変わります。

上記の話を聞いて、後日乗り替えるために

降車した際に、駅員さんに「次ゆっくりでいいですよね?」

と念のため聞くと、「今来てるので連絡しているので早めにお願いします」

と言われたのです。

このように駅員によって対応は当たり前のように変わります。

なお、乗り替えの際も、

⑧次の降車駅に連絡済みかを確認

です。

とろで、駅員だけでなく鉄道会社間でも、

結構対応(レベル)が違うな、

と感じたことがあります。

普段あまり使わない路線に乗った際、

サポートを申し出て、2駅先の降車駅に

連絡して頂いたのですが、

なかなか私を案内してくださいませんでした。

2駅先というのが、結構ポイントで、もっと先の駅で、

私の乗車時間が長ければ、ひとまず来ている電車に乗せて、

電車が向かっている最中に連絡をする「ということが可能です。

話を戻します。

「どうなってますか?」と尋ねると

「申し訳ありませんがもう1本後になってもよろしいでしょうか?」と。

理由を聞いて唖然としました。

「〇〇(降車駅)の駅員が出ません」と。

理由はよく分かりませんでしたが、

トラブル対応に当たっていたのなら、

やむなしです。

電話に出られないだけならまだしも、

仮に席を外しているなどの理由なら、

その間に転落事故がその駅で起こったらと考えて

ゾッとしました。

こういうケースは多分結構あるので、

ゆとりをもつことが要なのです。