私を多面的に知って頂くための記事第2弾です。

質問番号は前回からの通し番号です。

私の強力な応援団の一人である、関東在住の内部障害者から

 Q(5):勿論訓練しての話ですが、
現在の状態で車の運転をする気持ちはありますか?
(将来自分一人になった時の事を今のうちに考えて、
少しでも行動範囲が広くなればと思ったので)

A:結論から申し上げると、
車を運転するつもりはありません。

運転できた方が自分一人での移動範囲が広がり、
当然人生も豊かになります。
(自動運転車が普及する社会も考慮して)
免許は更新し続けています。

しかし、私には運動障害の他に、
高次脳機能障害の中の半側空間無視、
そして症候性てんかんという後遺症
があり一般人よりも事故を起こすリスク
がかなり高いことが理由です。

 

自分だけならまだしも、
事故を起こして、
他の人に迷惑をかけることは
絶対にできないので
車の運転をすることは倫理的に考えられません。

後遺症について詳しく説明した
関連動画2本を紹介しておきます。

 

 

 

 

私の闘病記「チャレンジドとして生きる!」を読んで
サポーターになって下さった税理士の方から

Q(6)1日の睡眠時間は?

 これは単純に答えると1語で終わります。

しかし、私らしさを出して、

障害に関連する情報も交えて答えます。

A:仕事が立て込んでいる場合は別にして、

平均すると6時間前後です。

割としっかり眠ります。

これには、前述の自分で車を運転しない

理由として挙げた後遺症の一つ症候性てんかん

(けいれんの発作)が関係しています。

 この発作の予防には3つのポイントがあります。

 1.予防のための薬を忘れずに服用すること

2.睡眠時間を確保すること

3.酒を飲みすぎないこと
(飲みすぎると
薬の効き目が弱くなり、
発作を誘発します。)

この発作は、脳波の異常です。

脳波異常は、脳が疲れた状態の時

に起こりやすいので

睡眠が必要になります。

発作について補足すると、  

てんかん発作の種類にもよるようですが、
私の場債、それ自体で生死に関わることは
まずありません。

ただ、発作に伴う転倒や転落
など
の二次被害が危険です。

 このような持病があることと

その対応方法を周りの人に

伝えておかないと、
発作が
起こってしまった際、
周りは慌てて
救急車を呼ぶしかなくなります。

 就職活動をした時期、
私は面接で
このことを言えば落ちると思って

言いませんでした。

 しかし、合理的配慮が義務となったこともありますが、
今はこれは間違いだったと思っています。

隠して入社して発作が起きてしまえば信用問題ですし、

結果的に周りに迷惑をかけてしまうからです。

私と同じ障害に限らず、
障害のある人は、
自分の障害特性や
必要なサポートについて
周りの人に伝えておいた方が良い
と私は考えています。

 (勿論、カミングアウトは個人が決める問題なので、
言いたくない人に無理強いすることではないです)

本人の特性や必要なサポートを知り、

社会の側もそのような人の存在を

許容できるようにしていく。

これが暮らしやすい世の中を実現する道だと

私は考えています。

 

投稿者プロフィール

島本 昌浩
島本 昌浩
バリアフリーチャレンジ!代表
challenged-view編集長