高齢化の進展を踏まえるとハードのバリアフリー化は必須
バリアフリーという言葉から真っ先に連想するであろう、
多くの人が利用する駅におけるエレベーターの設置
など目に見えて分かりやすいハード面について。
まず、現状について下記リンクの記事をご覧ください。
「駅の「バリアフリー化」どのくらい進んでる?」(東洋経済ONLINE)
1年ほど前の記事ですが、十分評価できる数字だと思います。
今後、バリアフリーは確実に進んでいくと考えていいです。
身近な改善例を紹介します。
私の自宅の最寄り駅、阪急電鉄今津線・宝塚南口駅は、
ベッドタウンにあるためか主要駅でない割には、乗降客が多いです。
ちなみに、改札が2F、ホームが3Fにある高架駅です。
バリアフリー状況について。
改札からホームを結ぶエレベータ―はきちんと付いています。
しかし、数年前までは改札階と地上を結ぶ
エレベーターの位置が悪く、バリアフリーとは言えませんでした。
エレベーターも適切に付けないとバリアフリーにはなりません。
しかし、現在は位置変わり、バリアフリー駅になっています。
東京オリンピック、パラリンピックが追い風に
当然、東京が最優先で整備されますが、
このことがニュースで流れ、関心を集めれば
それに比例して、人々の意識が高まります。
そうすれば、高齢化も相まって、
この流れは地方にも波及するはず。
更に言うと、意識が高まれば、
「こういう設備では使いにくいだろう」
といった当事者目線の声が
より多く上がるようになります。
それにより使いやすい施設になります。
ちなみに、様々な要因が絡むため、
一概には言えませんが、
駅へのエレベーターの設置には、
最低1,000万円以上、トイレの多目的化には数10万~数百万円
の費用がかけられているようです。
ここは優先順位をつけてやることが大切です。
場所については、利用者の多いところから、
そして設備については、チャレンジドが「外出」
できるどうかに加えて、高齢者やベビーカーのそれをも左右する
エレベーターとトイレを優先する
という方針で良いと思います。
外出しやすくなれば、社会に活力が生まれる
在宅の働き方も広がっていますが、「外出」にこだわるのは、
それが働くこととと密接に結びついているからです。
人口減少社会において、チャレンジドが就労できれば、
数百万人規模の“戦力”になり得ます。
移民の議論と同時に、こちらを唱える人が
もっと多くいていいと思います。
働きに出て所得を得たチャレンジドが消費すれば経済も回ります。