できない部分を知ることは大切。でも、それ以上にできることを生かして実践すれば、可能性は拡がる

Ⅰ.事前準備
■した方がいいのは自身の障害特性からで自分でできることの限界を明確にすること

 

抽象的な話ですが、積極性があれば、チャレンジドの可能性はどんどん拡がると思います。

しかし、勇気を持って動くことと無茶をすることは違います。

「何でもやってみよう」とリスクをとって、大けがをしてしまっては本末転倒です。

準備段階ではある程度慎重に考えた方が良いというのが私の考えです。

その際、自分の限界、例えば私の場合、電動車椅子のバッテリー残量がフルなら、

どの程度の範囲を動けるか等自分が不安なことを具体的に把握することが大切です。

■課題(不安要素)を軽減するための対策を講じる

 

この準備過程における課題把握と対策は、

後述する実践を繰り返す中で見えてくる事が多いですし、

実践する中で、できることが増えたり、逆に限界に直面したり、

と状況が変わるので考えすぎて立ち止まるのは避けるべきです。

ただし、最初は人のサポートも含め、
■情報収集して、その行動を採る場合に必要であろうことを想像し、必要な手配をする

 

私なら外出先の施設に問い合わせるなどをします。

これくらいの備えは各々の状況に応じてしておきたいです。

Ⅱ.実践

私自身かなりの心配性でそれ故に慎重に動いてきました。

しかし、その結果、遠回りしたというのが今の実感です。

万全というのはあり得ないので、

最低限の準備をしたらしたいことには

チャレンジした方がいいし、自力が無理で、

公的なサービスを使える要件を満たすなら、

その力を借りて、動いた方が人生は豊かになると思います。

とにかく、実践 これが一番大切

実は健常であろうと、障害があろうと成果を上げるための考え方には

共通することがあると感じています。

最初に勤めた会社の研修で習ったいわゆる「PDCA※サイクル」です。

これを実践すれば、できることは増えます。

 

※plan-do-check-action(計画ー実行ー検証ー検証に基づく実践)

の過程を回して成果に繋げる行動様式

チャレンジドの場合、各障害による制約自体がないというのは嘘なので

それは踏まえてリスクに備えることは必要。

しかし、障害があるからできることはないというのも嘘です。

できない部分を知ることは大切。

でも、それ以上に自力でできることだけでなく、

他力を生かして実践すれば、可能性は拡がる。

 

自分から動かないとしたいことはできない、と

私自身トライアンドエラーの日々です。

命に関わるようなことにならず、人に迷惑を書けない範囲なら

エラーから学んだ方がいいです。

時間は止まってくれません。

投稿者プロフィール

島本 昌浩
島本 昌浩
バリアフリーチャレンジ!代表
challenged-view編集長