兵庫県で障がい児の寄宿舎(*平たく言うと、寮)の職員として活躍している立場勇二さんを紹介する。
特別支援学校の寄宿舎職員について
京都府での採用実績があるが、兵庫県では
平成8年以降、ほとんど採用していない。
試験は一般教養、教職員教養、面接。
100人以上が臨時職員。
兵庫県での正規職員は30人足らず。
勤続年数は長い人で38年。
寿退職する女性もいる。
業務内容は生活指導が中心で
子ども達がひっかいてくることもあるという。
そんな時は、なだめたり、落ち着かせる役割も大事になる。
県内には、神戸に視覚特別支援学校、姫路に聴覚特別支援学校、
播磨特別支援学校、三田高等特別支援学校、
和田山特別支援学校がある。
寄宿舎職員は全体で2~3年に1人程度が異動する。
立場さんの略歴
立場さんについて。以下本人による略歴紹介である。
平成4年兵庫県立武庫高等学校入学。
ガソリンスタンドでアルバイトをしながら、定時制に夜間は通う。
平成5年2月に学校の推薦により、兵庫県教育委員会にて、
準職員の試験を受験。平成5年4月1日付けで準職員・文書事務補助員として採用され
兵庫県教育委員会事務局総務課総務係にて3年間勤務。現職の旧職名である寮母採用試験を平成8年に受験し、
高校卒業後19歳で高等学校教育職・寮母として採用される。
高等特別支援学校、視覚、神戸聴覚、高等、現在は視覚にて勤務。全て特別支援学校。平成20年より佛教大学教育学部の通信過程を4年間で卒業。
令和3年に昇任試験を経て主任寄宿舎指導員に昇任。
準職員は正規職員の社会保障を受け、臨時職員ではなく、
県職員として1年以上の雇用契約の職員です。
私の場合は平成5年採用からの勤続年数となります。
来年47歳で勤続年数30年になります。
立場さんの魅力
立場さんとは、ひょうご防災リーダー講座で出会ってから親交を重ねてきた。
講座でのランチタイムをともにし、
帰り道も立場さんの車で送っていただいていた。
講座を修了してからも、垂水近郊でランチや夕食をともにする機会を楽しんだ。
時には趣味のバイクツーリングを満喫されている。
普段は奥様とお嬢さんお二人とご家庭を育むアットホームなパパでもある。
教養も豊かで、主任寄宿舎指導員試験に一発合格したことからもそれが伺い知れる。
話題は国連から地域の美味しい店巡りまで及び、色々とご教授いただいている。
立場さんは愛嬌と仁義にあふれるキャラクターで、
この方との交流親睦を通じて兵庫県行政に信頼信用が一層持てるようになった。
「子ども達を預ける保護者の方々の信頼信用を得ることが大事」
と機会あるごとに語られる姿勢からも教育と福祉の現場に対する真摯な姿が伺える。
今回の寄稿を通して、障がいのある人々に関わる仕事として
特別支援学校の寄宿舎職員を紹介するとともに
その仕事に就いておられる立場勇二さんをご紹介させていただいた。
兵庫県政の一翼を担う職員の生きざまが皆さんに少しでも伝われば幸いである。
投稿者プロフィール
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クリスチャン
聴覚障がい者
公務員
宝塚市障がい職員連絡会
ふれあい代表