「外出するとき声の大きさが問題になるんです」と話されるママさんがいらっしゃったので、今回は「声の大きさ」について考えてみました。

「どんな子で、なにができるか?」
「ナニに興味をもって、どんなことができるか」を家庭療育に取り組む前に考えます。
⇒前回参照「家庭療育に取り組む前に必ずしてほしい2つのコト

大きな声を出すということは、「なにか」がある

「なにかしてほしい」
「イヤなことがある」
「イヤな音をかきけしたい」
「イライラする」
「不安なことがある」

怒っている?

悲しい?

 

 

 

 



どんな時に
どんな場所で
大きな声がでているのか
よーく見てください

外からの情報が多すぎるのか
「感情のコントロールがうまくいかないのか」
「おもちゃがほしいのか」
「のどがかわいたのか」
いろいろな原因が考えられます

お子さんは、ヒントをだしてます

ママに伝えたくて大きな声を「思わず」出しているのです
自分の想い・気持ちを知ってほしくて出すことが多いので、かならず「なにか」サインがあります
叫ぶ前後になにがあったのかママは、探偵のように推理してみてください

まずは、家からはじめましょう

推理するのはその場でなくても「だいじょうぶ」です
外出先で叫ぶわが子を前に冷静に考えるのは、わたしにはムリでした
まずは、家でいつもより大きな声になるときはどんなときか書き留めておきましょう
スマホにメモしてもOKです

わが家の場合

長女が小学3年生の時に声の大きさが課題となりました
【どんな時?】
テンションがあがる
宿題で分からない問題が出た

【どんな場所で?】
おもに家のリビングでした

また、大声が出ていることを自覚してなかったことも課題でした
そこで、カードをつくりました

声の大きさを目でわかるように

声の大きさってあいまいですよね。本人は大きな声を自覚していなかったので
声の大きさをわかるようにカードを作りました
【作るときの工夫】
持ち運びができる大きさ
「静かにする」が見てわかるようにしたい

お子さまによって
必要なモノは、ことなります
お子さんに必要なモノをパパもママも名探偵となって、推理してみましょう!

大声をだす練習をしました

公園に行ってまずは、絵カードの声の大きさをそれぞれだすことにしました
1は、ささやき声
2は、ふつうの声
3は、大きな声
4は、叫び声
にしました

「あなたの声が聞こえているよ」と目を見て話を聞きます

「しずかなお部屋は、ママの耳元で1の声でお話してね」
「助けを求めるとき以外は、4の声にならないよ」
と具体的に説明します
4の叫び声は、かならず練習してください
練習しておかないと助けてほしいときに声がでないこともあります

公園が近くにない場合は
車の中
トイレの中で練習してもいいと思います

カードを使うときのポイント

●「○○の部屋では1の声でお話してね」
と部屋に入る前
もっと言えばドアの前で説明します

ママが説明する声の大きさ=子どもにだしてほしい声の大きさ
ここを同じにしておくこともポイントです

声をださなくても伝わる

大きな声をだすと聞いてもらえると勘違いしている可能性もあります
声や言葉を使わなくても話ができることを「体験」してみてください

昔遊びの「尻文字」「ジェスチャーゲーム」
絵だけで何が書いているかを伝える「お絵かき遊び」など
声をつかわずに伝える方法を学べます

また、小さな言葉で伝えていく「伝言ゲーム」で
ゲームや遊びを通して、大きい声・小さい声の切り替え方を体験できますよ大きな声をださなくても話が伝わることをゲームや遊びを通して、親子でたのしく学んでいきましょ♪

ママと子ども

投稿者プロフィール

りょう育ママ
りょう育ママ
3人の発達障害児(凸凹ちゃん)を育てるママ。
育児についてのリアル話や凸凹お役立ち情報をBLOGで発信★

「あつまれ!凸凹ちゃん」主宰
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